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Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ

2018年のペルセウス座流星群は雲でイマイチ

2018-08-13 22:55:00 | 天文現象

毎年お盆休みの時期に活動を見せるペルセウス座流星群の季節がやってきました。
今年は同群の極大日が新月期と重なる好条件でしたので、すごーく期待してましたが、
結論を先に言うと天候に振り回されて、満足な観測・撮影ができませんでした。

今年の予想極大は日本時間で13日午前10時で、観測するなら月曜日の未明から夜明けがベスト。
個人的には既に夏休みを取得済みでしたが、同日を急遽有休にして臨戦態勢を整えてました。
で、その前の土日に跨る夜は、本番を想定した撮影リハーサルを新潟県十日町市某所にて実施。
その撮影結果がこちら↓


いつものように所有コンデジのスタートレイルアプリを使ってタイムラプス動画仕立てにしてます。
カメラを赤道儀に載せて撮影したので、星は点に、流星は軌跡となって写ってます。
この夜の撮影地は雲が多めの天候で、ちょっと不満な出来映えでした。
それでも10個近くの流星を捉えることに成功。カメラアプリの光跡残し機能もイイ働きをしてます。

で、本番となる翌日はどうだったかというと、このところ続いている不安定な大気の状態により、
午後になると各地でにわか雨が降るとの予報で、しかもどこで雷雲が発生するか分からない状況。
となると観測地選びが難しい感じで、複数の天気予報サイトと睨めっこして得られたのは、
日本海側でなるべく北へ行った方が星空に出会える確率が高そうという印象でした。
山形県~秋田県まで行けると申し分なさそうでしたが、さすがにそこまでは厳しいんで、
新潟県北部辺りを目指して出発。結局、阿賀野川沿いのとある町の某スキー場に辿り着きました。
予想通り雲は多いものの星空に出会え、しかも市街地から離れているため空はかなりの暗さ。
特にペルセウス座が見えている北東方向の空の暗黒度は前夜に行った十日町市より断然上。
あとは邪魔な雲が去ってくれれば完璧なのですが、深夜になってもなかなかスッキリ晴れず、
25時を過ぎると、あろうことかベタ曇り状態に陥って星が全く見えなくなりました。
その後も火星や一等星レベルの明るい恒星が見え隠れするだけで、流星などほとんど見られず、
全く撮影できませんでした。したがって、今年は極大前夜の低調な活動しか撮影できずに終了です。

さて、次は10月りゅう座流星群(予想極大日は10/9でちょうど新月)をターゲットに考えてます。
現在、同流星群の母彗星が地球に接近中ということで、今年の活動は要注意とされてます。
気まぐれな振る舞いを見せることで有名なんで、期待外れに終るか事前予想を上回ってくるか
目が離せない感じがします。