LLEVO UN DIARIO

日々の記録

『田村能里子展 「風河燦燦三三自在」』(日本橋高島屋)

2008-09-28 00:51:22 | Arte -美術-


洋画家・田村能里子さんの絵画展に行ってきました。

田村さんと言えば壁画家として有名ですが、
京都嵐山にある臨済宗大本山天龍寺の塔頭寺院「宝厳院」の本堂再建にあたって
田村さんが襖絵を手がけ、その襖絵を奉納する前に今回の絵画展で展示されています。

禅寺の襖絵を女性の画家が描くことも驚きですが、
その数58枚!

どれも本当にステキ

「タムラレッド」と呼ばれている赤色は本当にきれいです。
また、作品に登場する人物の表情が本当によいのです。
特に私が興味を引かれたのは年配の男性の絵。(襖絵ではないが)
おじさん(失礼!)の憂いを帯びた表情や佇まいは、何ともいえません。
一気にその世界に引き込まれます。


いつまでも絵の前に立っていたいと思う作品たちに、久々に出逢いました。


襖絵、奉納後はなかなか観られる機会はないようです。
が、日本橋高島屋で観られるのは月曜日まで。
襖絵以外にもとても素敵な作品がたくさん展示されています。

絵を追いかけて、次の会場・名古屋まで行きたくなっちゃったよー。