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こども界りゅうがく記

教える人のふりして、大好きな人種・小→中学生の国に毎日留学中
英語技の種、見つけたらどうぞ持っていって植えて下さい

共同製作

2013年10月03日 | 英語たいけん

久々のワーカホリック(仕事中毒)状態で
寝ても覚めても中学生の英語スピーチのことを考える今日この頃。
一人と何度も話して出てきたものを文にし、英語にする×8人くらい。

国語・英語・コーチング、自分の持ってる全部が使える。
作る過程で「自分」を見つける人も多く
できれば中学生全員、一人一人と行いたい共同製作
自分に迷ってる人は特に。

私の持ってる技とか、全部みんなに譲るよ。
減らない、財産分与。

ホリックな時はあまり眠くなくお腹すかずハイパー気味、だけど
消耗してるはずなのでしっかり補給もする。
こと葉でみっちゃんを見て、ついでに食べて
cafe shozoでショウゾウさんやヨシエさんと話して、書いて
温泉に行って
のフルコース。惜しまず自分に贈る。

自分取り扱いができてきたかな。
あとは謙遜さをどうにかして処方。転ぶ前に。



先週母が、震災後初めて、気仙沼に行ったそう。
流された生家、形を変えた町、亡くなった多くの友人。
元に戻れと願ったろうか、深くあきらめたろうか。

私が、高校の時に英語がペラペラになった秘訣

2012年02月10日 | 英語たいけん

ずばり「できないと思わなかった」こと。
英会話スクールも留学もなしでネイティブスピーカー並に話す、
そのイメージに向かって、後ろも下も周りも見ず毎日地道に歩いたこと。
ハウツーや教材以前の必勝法だった気がします。
教材は、何でもいい。

福山雅治氏がラジオで、似たことを言ってくれてた。
「英語をマスターするコツはスピードラーニングそのものではなく、
石川遼のあの『望むところまで行く』というピュアなエネルギーだと思う」。

宝を掘り当てた犬を隣の意地悪じいさんが借りても、出てきたのはヘビだった。
世界中の犬を探し回るのではなく目の前の犬を深く愛すること
それが、飽食の現代で花を咲かせるのに必要な「灰」なのかも。

英語版花咲かじいさん、オススメです。↓

http://www.youtube.com/watch?v=9AsLELsYZZo&feature=share
www.youtube.com


江戸人とのコミュニケーション?

2011年11月30日 | 英語たいけん
5年生、外来語の授業。

☆ 黒板に日本語スイッチ、英語スイッチを書き、押した方の音で言ってもらいます。
バナナ、ギター、カンガルー、スパゲッティ…
カタカナ語って、強く読む所を変えるだけで英語で通じる!

☆言葉の由来、どこの国から来たか、などみんなの知識を出し合います。
サンドイッチ伯爵のこと、ジョン万次郎のこと、意外な人が物知りだったり。

☆「江戸時代に戻ります。カタカナ、英語を使ったら取締ります!」
オレンジジュース、テレビ、グローブ、パンダ、ピアノ…
カードを見せて、どんどん日本語を出してもらい、単語にまとめます。
みかん果汁飲料、映像鑑賞箱、球捕獲革製手袋、中国産大型白黒猫、白黒鍵盤大型打楽器…。
禁止令解除、の後は、英語がとっても便利に思えるよう。

カレンダーは暦っていう日本語もあるな。
ベースボールは野球、になったのになぜサッカーはそのままなの?
など、考え始めると奥が深い外来語。
お母さんと時々してるよ、カタカナ禁止ごっこ、という男子もいました。

☆日本語禁止ごっこ
日本ならではのものを、がんばって外国人に伝えよう。
2人組でAさんだけに答えを見せ、知っている英語だけでBさんに伝えます。
当たった組はstand up!

温泉、お年玉、米粉パン、手巻き寿司、カツ丼、ドラえもん…
まったくわからない相手に、自分はよく知っているものを伝える作業、
英語力以上に、相手の立場になる、客観的にものを見る練習にもなるかと。

すききらい

2010年11月18日 | 英語たいけん
Do you like USA?と聞くとほとんどがYes!

USAのイメージ:金髪、かっこいい、野球、ハンバーガー・・・
「悪いところは?」聞いていくと少しずつ出てくる、戦争、銃社会、環境汚染・・・

Do you like China?には激しくNo!
「戦争の時、日本を占領してたし」。あれ、ほんとかな?

Do you like Japan ? Yes!! ふむふむ。
「ちなみに中国で今、日本がすごく嫌われてるけど、日本(人)は本当にそんなにひどい?」

好き、きらいってなんだろう?

Do you like moon? earth? Japan? 県?町?school? class? family? brother and sister? yourself?
だんだん近くしていくと、たいていの学校で、Noが多いのは兄弟と自分自身。

一番良く知っているはずの自分自身、本当にきらいなのかな?好きになれる日は来るのかな?


ちなみに私は長年知った上で I like myself very much.
小学校の頃はたしかに、こうは言えなかったな。
みんなの全部を知らないけど I like you very much! です。


あたま工場

2010年11月17日 | 英語たいけん
5年生、likeを使った活動の一つです。

AさんBさんが向かい合って座り、先生がAさんたちにだけ見えるように絵カードを揚げます。
例えばそれがsaladなら自分なりにアレンジし

A: Do you like octopus and lettuce ketchup salad?
B: Yes I do. / No, I don't. (頭に想像したその食べ物、好きになれそう?)
A: Really? / Me too!  (相手の答えへの反応も大事)

新商品になりそうなもの、明らかにNo, I don't!!なもの、
繰り返すうちに長さ・内容共にグレードアップします。
服関連だとred and white stripe T shirt with golden silk ribbon など。

Aさんの目にサラダの絵が入る→頭の中でDo you likeが加わり、材料が変化し、
声でBさんに伝わる→Bさんの頭に像が浮かび、好きかどうか判断し、英語で声に出す。

という複雑な働きがすばやくできる、みんなの頭はすごくないかい?!
将来の大ヒット商品も、頭の中から。


0才の時にできたこと

2010年10月23日 | 英語たいけん

6年生、can のレッスンの最後に、記入式のプリントを配ります。
人生を振り返ってもらうためと(笑)中学に向けて「書く」準備にもなればと。

0才、3才、小1、中3、30才、100才で「できること」は何かな?
I can に続けて、あてはまる動詞(+名詞)を書き出します。break,cook,catch,eat,drink,drive,kick,open,ride,run,stand up,wait,walk・・・(50音順)

☆0才の時にできたこと、で出た意見

・「お母さんのお腹を蹴っ飛ばすと喜ばれる」 I can kick mother. 今はやっちゃだめ!
・「0才の時も、いろいろ学んでたよ」 I can study. なるほど。(正確にはlearnかな)
・I can smile.   赤ちゃんの最大の仕事かもね。すてきな意見。

☆100才の時にできそうなこと

・I can travel world.  お達者!
・I can kick father.  遅い反抗期、だそう。お父さんは何才?!

ほぼ白紙だったプリントが、自分の過去や未来で埋まっていきます。
家で「私、3才でで○○できた?」って話になったらうれしいな。

1年後、何ができるようになっていたい?
自分にも聞いてみます。



※写真:100歳の祖父と、ひ孫。すれ違ったほんの数年。

おやじギャグで曜日&月

2010年10月18日 | 英語たいけん
 ☆曜日シリーズ

・日曜だからって寝坊してたら許サンデー
・月曜満月 マンデー
・火曜日 春日だ テュース!デー
・ウエンツ瑛士が水をかぶって ウエンズデー
・先生が、やたらと指すよ サースデー
・給食が、揚げ物ばかり フライデー
・毎週サンタが、来るといいな サ(ン)タデー

 ☆月シリーズ

・お年玉入って子どもは ゼニアリー(銭あり)/正月番組ジャニーズばっかりジャニュアリー
・お年玉で、外車を買うよ フェブラリー (フェラーリ)
・お金なくなり、毎晩ご飯がコアラの マーチ
・金持ちだと、嘘つき続ける エイプリルフール
・トトロのさつきもメイも 五月生まれ
・梅雨の中立ち尽くしてる まつジューン (松本潤)
・夏休みだ、ジュライ撤去に出かけよう (地雷)
・暑いなー、どこかで休みたい、オーガスト (おー、ガスト)
・暑くてまだしまえないよ セプテンバー (扇風機)
・一億円、どかんと置くよ オクトーバー
・なぜならノーベル賞をもらったんだ ノーベンバー
・サンタにDSもらえる ディセンバー

私が考えたり、子どもたちのアイデアだったりで、各学校で異なります。
これよりもっと覚えやすいの、大募集!を忘れず言います。

中学時代、忘れっぽくて英語や年号がなかなか覚えられなかったから、
おやじギャグを多数使ったんだ、という話もします。

「こんなのよりもっと面白いの作れる」とか「勉強には裏技があるんだな」などと
思ってもらえたら幸い。

I like 合戦

2010年10月18日 | 英語たいけん
4年生で I like~ が出てきます。

まずは「右脳で聞こう」↓で、私の発する音を聞こえるままにカタカナ、漢字、絵で書いてもらいます。
http://blog.goo.ne.jp/flow-sha/e/fd21919d9177e9a975ad407d98cb55f9

I like you. は 愛来九
I like it. は 会雷木っ  とか。

みんなに大声で「愛来九!」と叫んでもらった後で意味を伝えます。
「あなたが好き」と大勢に言われるのは(心がこもっていなくても)心身の栄養!

I like~は「~が好き」という意味ね。じゃあ今からみんなは、世界の全てが好きな人に変身。

50枚ほどの絵カード(3年生までで習った、動物、色、食べ物など)を次々に見せ、
I like に続けて言ってもらいます。だんだんスピードを上げて。

大事なコメントは、「今みんな、3分くらいずっと英語で話してたよね」。
あ、と驚く顔が見れたらもうけもの。

続いては、I like 合戦。
隣の人と、I like~を代わる代わる言い合います。
黒板に書いた「動物、色、食べ物、飲み物、スポーツ、国」の文字をヒントにしつつ。

ほとんどのクラスで、5分たってもネタは尽きず、平和な合戦が繰り広げられます。

自分の頭にある単語を全部出す、という作業を小学校からしていくと、
日本の多くの大人のような「頭には何千語もあるけど口から出てこない」↓を防げます。
http://blog.goo.ne.jp/flow-sha/e/963302629d908dc863033e680c3a88e0

担任の先生が4年生の一人と組んで「負けそうだった」とおっしゃっていたのも印象的。

It's not how much you have that counts. It's how much you can use.
大事なのは、どれくらい持っているかではなく、どれくらい使えるか。

頭のコミュニケーション、心のコミュニケーション

2010年09月11日 | 英語たいけん
中学生の研修withご父兄、もう一つのプログラムは小学校でも行う「ジェスチャー」
http://blog.goo.ne.jp/flow-sha/e/5be96c8fa062bfa64a4fc9389c4aa5dc

まずは初対面の中学生同士で、ジェスチャーだけ→英語あり、で
「あなたの1m先に地雷があります」を伝え合ってもらいます。

さすが中学生、land mineという英語を知っている人もいましたが
小さい声で land mine と言っても逆に「え?」と前に進んで踏んでしまう、ことも。

大事なことは、正しい英語を知っていることよりも、相手の命を守ること。
大きな声と手振りと怖い顔で Hello!!!! と言う方が目的が達成できる、という実験もしました。


続いて親→子に、「あなたに会えてうれしいです」をジェスチャーで表してもらいます。
「何それ?わっかんないよ」とお母さんに言う男子、自分はちゃんと表せる??

苦戦するお母さんたちに「初めてお子さんに会った日のことを思い出して伝えてみてください」
というおせっかいアドバイスをしたり。


「会えてうれしい」で私が思い出すのは小学3年生、特別支援学級のAちゃん。
私を見て「あ、英語の先生!」と駆け寄って、
「あのね、あのね、喜んでるよ」と。

言葉だけだとわかりにくいですがそれ以外の表現のおかげで、主語が
「私の心が」だとわかりました。

すごく 伝わりました。

小学生は、コミュニケーションのお手本です、と中学生たちに伝えました。

Riding a bus

2010年08月21日 | 英語たいけん
夏休み、町から海外に派遣される中学生16人の研修を担当しました。

普段の小学校授業と大きく違うのは

・参加者同士がほぼ初対面&「町の代表」と教育長に言われ、緊張している
・中学生である(反応を出し惜しみする(笑))
・父兄も同席

この「ガチガチ」をいかにほどくか、がメインの仕事となりました。
まず使ったのは、Riding a bus。

英語でもいいですがご父兄も参加してもらうので日本語で。
「朝起きるのが苦手な人」
「ペットを飼っている人」
「今夜、楽しみなテレビ番組がある人」
など質問をしていき、Yesの人はYes側に移動(Yesのバスに乗る)、Noの人はNo側に。

動くこと、「未知の相手」の中身がどんどんわかってくること、
話したそうな人にインタビューして笑いをとってもらえること・・・で、
とても楽しく簡単に「ほどく」ことができます。


最初にこれを使ったのは、仙台市のキャリア教育(小学校)で外部講師をした時。
相棒は10年ほど前からハイチ支援NPOに関わっており、現地で使うワークショップ技や
「授業(先生)とワークショップ(ファシリテーター)のちがい」など、実践しながら
教えてくれました。

「『先生』は生徒に教える、『ファシリテーター』は参加者から引き出す」

英語の授業でも一番に心がけていることです。