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こども界りゅうがく記

教える人のふりして、大好きな人種・小→中学生の国に毎日留学中
英語技の種、見つけたらどうぞ持っていって植えて下さい

だいじ

2012年09月13日 | 江戸以上平成未満なくらし
以前から「こんな豊かな世の中でなんでそんなに節約できるのか不思議」と言われてきた。
水、電気、灯油…。使うのはとにかく最小限。水道のないツバル暮らしを経験したから、貧しいから、工夫が楽しいから、など説明しながら自分でも実は不思議だったのだけれど。
今日浮かんだ答え:大事に思う、から。

水は透明でとてもきれいで、雲と森と土と空気、たくさんが手をつないでつくる傑作。油は土の中で果てしない時が姿を変えた液体。電気は、どこかで誰かが、誰かの家族が作っている。
安いから、豊富だから、簡単に手に入るから好きなだけ使う、という気にどうしてもなれない。人の言うなりに地道に大きな仕事をするそれらの資源、もの言わぬからこそ、価値を認めて労わりたい。

たぶん似た気持ちが、子供たちに対してある。児童虐待のニュースを聞くたびに心が削られ、それを防ぐ仕事を求めて栃木に来た。
子どもは何万人もいるから一人くらい、とは思えない。
傷つけてもいいと勝手に判断されて奪われる一つの命や体や未来、それがどれだけ精巧で果てしないか。

想像力、を問いたい。これからの世界を創造する前に。当たり前のものなどない。値段と価値はイコールではない。子どもが売買される事実を思えば。
目の前のそれ、その人がどこから来てどこに行くのか、なぜ存在するのか。自分でそれを感じられる人が、特に震災後、増えていると思う。

栃木弁で「だいじだ」は「大丈夫だ」の意味。「だいじけ?」=「大丈夫かい?」元々の意味にも使われるから、他の土地の二倍、この言葉が使われる。
横浜の中学で最初の学級通信に「好きな言葉は『大事にする』です」と書いた私にふさわしい土地に流れ着いたのかな、とも思う。

これからの日本、だいじです。それを創るあなた、だいじです。

以上、半分自主的な停電の真っ暗な中、浮かんだことを書いてみました!

おじいちゃん

2012年03月02日 | 江戸以上平成未満なくらし
冬の大好物はお風呂、なのに一人用のお湯がもったいなく&浴室が激しく凍っていて、
風呂ジェクトXと称してほぼ毎日、違う温泉や友人宅のお風呂を入り歩いている今年。
お母さんやおばあちゃんと友達である「生徒」の家にタオル片手に現れることもしばしば。
昭和前半の先生みたいだ←良く言うと。

昭和前半、気仙沼で子供だった母の家で、
父親(my祖父)に招かれて学校の先生たちが時々宴をしていたそうな。
経済的に苦しい若者たちを家に住ませて進学させたりと、商人ながら教育熱心だった祖父。
温泉熱心でもあり(←造語)、会議や社員旅行でよく鳴子温泉を使い、晩年は長期療養をした。

私が1歳の時に亡くなった祖父の、好みや思いを生きていると感じることがある。
不思議だな。悪くないな。彼はどこまでいきたかったのだろう。

おじいちゃん、温泉に住みたいんですどんな形かわからないけど。
あと、子供たちのほんとの夢を叶える魔法がうまくなりたいです。


☆photo:My grandpa and my favorite onsen, Naruko (Onuma ryokan). I have never talked with him but we seem to share something beyond time and space. I feel strong.

非電化ハウス!

2011年06月08日 | 江戸以上平成未満なくらし
冷蔵庫のない生活、間もなく4年目に入ります。
電子レンジも掃除機もありません。
クーラー、ヒーターは未使用、
TVは週1度しか見ませんでしたが、震災以後まったく映らず。
お風呂のお湯→湯船で洗濯→すすぎ、脱水を洗濯機で→水は流さず、トイレで使用。

家電を買わずにいつまで暮らせるかの実験気分で今まで来たため
つらさも不便さもあまり感じませんでした。
自分の中の「生きる力」を見てみたい、という好奇心でもありました。
約8年前に体験したツバルの暮らしも影響しているかも。
(雨水をタンクに貯めて使用)

一言で言うと「変人」ですが…

今回の震災で停電・断水生活をした仙台の母が
「あなたの普段の生活を思うと平気に思えた」そう。
そんな形の親孝行もあり??


※写真:那須の非電化工房アトリエの、好きな一角。

農作業カフェ

2009年06月10日 | 江戸以上平成未満なくらし
出勤前、朝6時半くらいから、「農作業カフェ」を利用することがあります。

知り合いの農家さん宅で、整体師の友人とあれこれ話しつつ、
お茶&漬物(その畑で採れた物)など頂きつつ
ハーブの移植などの軽作業をします。

「何でも好きな野菜持って行って」と、帰りにはいっぱいのおみやげ。

豊かさに、ため息が出ます。

食べ物の育つ様を見ること、自分の体を整えること、
生活の中の「ことば」としての英語を身につけること

ぜいたく、に登ってしまったそれらが あたりまえ、になるように
何かしたいね、と語り合った3者でした。