goo blog サービス終了のお知らせ 

こども界りゅうがく記

教える人のふりして、大好きな人種・小→中学生の国に毎日留学中
英語技の種、見つけたらどうぞ持っていって植えて下さい

アーニャとパブロ

2014年08月21日 | 交流

昨夜の芦野花火アナウンス、反省↓あれど、裏方に関われてとても楽しかったです。
(早口→がんばってゆっくり→時間の都合で早口)
感想を聞くのが怖くて、本部スルーで遊行庵に行ってしまいましたが
今後のために、アドバイス・アイデアどうかお願いします。

英語アナウンスを入れたのは、親愛なる町の小中高生に刺激を、の意味だったけど
ゆくゆくは当たり前に、芦野で英語が聞けるといいな。

と思ったきっかけ。アーニャ(ロシア人)とパブロ(スペイン人)について改めて。

奥の細道を歩いて旅する彼らとの、芦野での出会いは偶然。
台風のおかげで那須に長くいたのも、芭蕉たちとかぶるかも。
(芭蕉:江戸→日光は4日間、那須には20日もいたそうな)
青い目の奥の細道、那須滞在リポートはこちらにて!
http://www.ghdoorz.com/2014/07/page/2/

正直、最初の数日は積極的に関わらなかった人間関係省エネな私も
少しずつ、彼らの魅力に参りました。
言葉も地理も作法もわからない異国で、暑い中、重い荷物を背負って歩き
夜は小さなテントに2人で寝て、服は穴が開き、メインの食事はピーナッツで。

なのに半月後、塩釜で再会した時、
彼らは変わらずキラキラしてニコニコして無邪気で
仲が良くて、出会った人にお礼をすることばっかり考えてた。

2人とも町の人と話す時、基本的に「英語ができる人」に通訳を頼まない。
始めて2ヶ月の日本語で、全力でわかろう、伝えようとする。
心身共に、省エネの逆。持ってるもの、何も惜しまない。

松橋さん曰く、パブロは禅僧みたい。
ならばアーニャは、菩薩みたい?!
本家・日本人が忘れかけてるもの、たくさん見せてくれる。

彼らが黒田原中でのお話会(校長先生が急きょ、開いてくれた)で
全一年生に贈った言葉。

「技術は最先端なのに何百年前の文化も残っている、日本は奇跡の国」

「本で何かに興味を持ったら、その場所に行ってみて。
  本が、ただの紙じゃなくなる。夢の中に、実際に行けるから。」


今、2人が歩きながら空想してる、新しい夢を教えてくれた。

日本に、芦野に住めたら、どんなにステキだろう。
那須の人たちと毎日会って、話して、散歩して、お互いの家に行って
料理や言葉を教え合って、一緒に絵を描いて、子どもたちと遊んで
みんなで笑って…。

どうやら私たちは彼らの「夢の国」に住んで、彼らが夢見る毎日を過ごしてる。
もっと夢みたいな花火まで見て
そして時々、文句や悪口を言って(笑)。

彼らの新しい夢、叶うといいなぁ。
きっと火花みたいに、夢を叶える魔法が飛び火する。
既に、かなりな飛び火っぷりの那須ですが!

恩人

2013年09月11日 | 交流
昨日、那須に来ていた中2の時の担任の先生と、会いました。
ちっちゃなカナダ人シスターのC先生、
恩師というより恩人。
金髪はもう  銀髪になり
教職は退いて  伊豆の修道院暮らし。

中2の私の担任は文字通り、「神頼み」で決められたのでしょう。
小学5,6年の担任シスターには「あなたキライ」と言われ
中学の先生には「学校始まって以来の(心が)黒い子」と言われ。
「自分は価値がない」の思いは炭のように、
日々抱えると、心が黒くなるらしいです。

そうじゃなく、育ちたかったなあ。
のびのびと、かわいらしく、好きや嫌いを言って。

ある日の校庭、すれちがったC先生が隣の先生に
' She is my favorite student.' と言うのを聞いた時
世界がひっくり返りました。誰かに好かれるという衝撃。
その一言を言うために彼女は
25才で未知の日本に遣わされたのでした私にとっては。
「先生、いつも忙しいですね」には
Yes, but I always have time to smile.
(ええ、でもほほ笑むくらいの時間はいつでもあるわよ)と返す人。

その後も修復活動は甚だしいですが
先生に「今、とても幸せです」と伝えられたことが
贈り物になったらよいなと思いました。

もし自分に絶望してる小中学生がいたら
とにかく大好きって伝える一人になりたい
人は大逆転するよって伝えたい
その動機はいつでも強いです。

そして自分自身も、今からでも
のびのびかわいらしく好きを遠慮なく言う子に育ち直し中…?!
大人は進路を、自分で決められる。

飯舘結婚式

2010年09月02日 | 交流
小学生との穏やかな会話は漢方薬のよう。

Nice to meet youを心をこめて言う練習、15人分の笑顔を正面で受けて思わず
「あー病気治りそう」と言ってしまった!

玄米菜食弁当、社会的時差ボケの中、ばたばた作ってます。

6年生女子に「病院食?」と聞かれ、なるほどなーと思った。
入院して手術してるはずの人が、食事だけ気をつけてあとはfreedom。
「牛乳ダメなんだよね、これ片付けるから」と男子。How sweet!

ということで、子どもたちのおかげで、夏休みボケはあれど未練なし!

あと、7月末からずっとあった腹痛&だるさが、8月25日朝から急に消えた。
食事療法の成果?満月関係ある?!

那須での宿泊ワークショップみたいな、毎日魔法な夏休みでした。


最後の日・8月29日のことを書きます。
自分の記録のつもりであれこれ書きとめます。

28日、北は北海道、南は五島列島から、
福島県飯舘村でのきょろちゃん手作り結婚式を手伝うために集まった。
きょろちゃんというコンパスの針、ぐるっと回した中の人たち。

料理長は新郎の友人で、なんと那須の、なんと私が数年前に
言い争いしたきりだった相手。お互いびっくり。
神様なんという引き合わせ!仲直りできました。

その夜の会話。
あさみちゃんは、ちゃんと扱われていない犬のための仕事をしたい。
私は人間の子どものそれをしたい。
ちゃんと扱わない人を怒っても責めてもしょうがない。
したい人が、生きているうちに、できることをするだけだ。

泊まった所と結婚式場は、飯舘村のまでいな家
http://www.vill.iitate.fukushima.jp/index.html
きょろちゃんの勤め先でもあり。1泊1500円。

さて、式が始まりました。ウエディングドレスが似合うとはhappy surprise!

夏休みモードで使いものにならないかも自分、と思ってけど、
女装したら接客バイトスイッチが入った。便利。

きょろちゃん挨拶「この村に根を下ろして・・・」に、
改めてびっくりした。色んな場所や人の候補を経て、ついに。Wow。

式のスピーチでも二次会でも、新郎への
「きょろちゃん大事にしなかったら許さん!」という釘さしメッセージのオンパレード。
そういう意味でも、結婚式いいなと思った。2人だけのことじゃない。

で、2次会。宿貸切。この夜帰るはずが、うんと悩んだ挙句泊まることに。
人生の先輩(50代?)が
「俺この後、仕事が徹夜になるけど、楽しいほう選ばなくてどうする!」と
おっしゃってたのにも刺激され。

しみじみと、いい選択だったなあ。

全員の自己紹介。酔っ払った助川さん&高倉健なS氏&こんな私、
「那須の人の自己紹介は全員わけわかんない」と差別を受ける。
町長、すみません観光大使(無認可)なのに。



母からの誕生日おめでとうメールに返事。
「生まれてきてよかったです本当に。
 と、さらに思える&周りに思ってもらえるよう過ごします」

出会えている&これから出会う皆さん、夢のような環境をありがとうございます。


ともだち保険

2010年01月10日 | 交流
ひっさしぶりに
ばっかみたいに落ち込み
ひっきこもりそうになったので
がっんばってともだちに話をしに行った。
こまったときほど人に頼れない、こまったせいかくをねじふせ。

そしたら、去年その人が落ちてたときに
私が渡したことばをひとつづつ渡してくれた。

1時間半後、げんきになっておりました。

元は自分が出したことばだけど、自給自足じゃない
なんだろうねこれ、と言ったら

保険みたい? とその人。

掛け捨てのつもりだったことばや時間が
こまった時に何倍かでもどってきた、たしかに。

うちゅうもからむ、最先端なあったか保険。

ともだちはせかいをすくうかも。
という予感。