きたい

3日後にやっと、仙台の母と電話で話せた。私と連絡がつかず心配する弟に
「大丈夫なら大丈夫、そうでないなら仕方ない。あの子とはそういう結びつきだから」
と言っていたそうな。私も同じ気持ちで、通じない電話を重ねることはしなかった。

地震の時、母が胸の痛さと怖さと寒さで家の外で動けずにいたら、
近所の人たちが暖めてくれ、中学生たちが警察に走ってくれ、
通りがかった中学の先生たちが車で病院に送ってくれたそう。

それぞれも大変だったでしょうに。ありがとうございます。

私の家（那須）は電気も水も安全もなく、車で寝ようとしていたら、
友人（強盗と話をした人）が迎えに来てくれた。
マクロビ食と友情で、数日間充電した。

普段の生活より数段豊かだった！ありがとう。
助けてもらえる運の良さ、潔さ、母譲り？！


被災地の友の皆さん、そんな気持ちで、
必要以上に探しません。あれこれ聞きません。
一緒にできることがあるなら、きっとつながる。


避難所ボランティアで、おにぎり以上のことを提供したいと心でジタバタし、
何人かにニーズを聞いたけど「特にありません」と言われたこと。
今日の5年生最後の授業、テーマ「コミュニケーション」で聞いてみた。
どうやったら私はもっと、相手の心を開くことができたのかな？

→「もっと笑顔で」「あきらめずに聞く」「自分のことを話してみる」

なるほど。次の時に試してみるね。尊敬！


大切なこととそうでないことが、こんなにはっきりしてきた世の中に

期待をしています。

ピンチはチャンス、ほんとに

山の中の施設で、1週間子どもキャンプの食事作りの仕事をしていた時。

ある晩、食材がほとんどなく、買い物も往復2時間かかるので間に合わず、青くなりました。

「物がないなら頭を使う」方式で一休さんのように考え、
「手巻き寿司コンテスト」を思いつきました。

用意した材料はご飯、のり、梅干、ツナ、ごま、納豆、薄焼き卵、各種調味料・・・
など、超質素な材料。
それを使って、各自がオリジナルの手巻き寿司を作りながら食べ、グループごとの自信作を提出し、
「手巻き一筋30年」の鉢巻・ちょび髭審査員（スタッフ）が、手巻き寿司大賞を決めました。

肉もレシピも計画性も（笑）なかったけど、アンケートでは一番思い出に残る食事になったよう。

やはり、楽しい時間の材料は子どもたちの中から出てくるな、と強く思った体験でした。