野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

小さな白い六弁の花をたくさん咲かせるオオアマナ

2019年06月02日 10時05分32秒 | 
きれいな六弁の小さな花をたくさん咲かせるオオアマナ。
森林公園でも蜂が好んで集まっていた。
「ベツレヘムの星」の名前は、東方の三博士を導いてベツレヘムまでつれてきた星について語る聖書の物語を思い出したのだろう。
たしかに闇の中で天に輝く星に似ていないわけではない。優雅な命名ではある。
(2019-05 神奈川県川崎市 高根森林公園)





オオアマナ
オオアマナ(大甘菜、学名:Ornithogalum umbellatum)はキジカクシ科オオアマナ属の多年草。英名は「ベツレヘムの星(英:Star of Bethlehem)」だが、ハナニラなどもこの名称で呼ばれる。

概略
欧州からアジア南西部が原産の多年草。4月から5月頃に直径約3cmの白い六弁花が花茎の先に多数咲く[2]。花後には葉は枯れる。11月頃に線状の葉を展開し、その状態のまま越冬する。

日本には観賞用植物として明治末期に渡来した。白い鱗茎を持ち、分球により盛んに繁殖する。耐寒性があり、性質は丈夫[3]。しばしば逸出し、野生化している[2]。

名はアマナに似ていることに由来するが、アマナと異なり有毒植物の為注意が必要。


飛んでいる燕の尾を思い出させる優美なセリバヒエンソウ

2019年06月02日 06時34分31秒 | 
飛んでいる燕の尻尾を思い出させるセリバヒエンソウ
名前もいいが、その姿が美しい。
雑草扱いになっているところもあるが、
何度でもめでたい小さな花である。
これは森林公園の花だが、高尾山の麓でも群生していた。
(2019-05 神奈川県川崎市 高根森林公園)





セリバヒエンソウ
セリバヒエンソウ
・金鳳花(きんぽうげ)科。
・学名
  Delphinium
  anthriscifolium

   Delphinium :
     デルフィニウム属

 Delphinium は、 つぼみの形がイルカ (ドルフィン、  ギリシャ語で「delphin」) に似ているところから。


・中国原産。明治時代に渡来。
・水色の小さな花。 4月頃に開花。

・名前は、
 葉が芹(せり)の葉のように 細かく切れ込んでおり (ギザギザ)、
 燕(つばめ)が飛んでるような 形の花であるところから。 (ヒューッと  飛んでるみたいです)




健気に白い花をつけているハキダメギク

2019年06月02日 05時33分14秒 | 
野原で米粒ほどの小さな白い花をつけたハキダメギク
牧野大先生の命名らしいが、掃きだめで見つけたからハキダメギクというのは、あんまりでは。
残念な命名でも、けなげに咲いている。
(2019-05 神奈川県川崎市 道端)






ハキダメギク
ハキダメギク(掃溜菊、学名:Galinsoga quadriradiata)は、キク科コゴメギク属の一年生植物。道ばたや庭などに生える雑草。牧野富太郎が世田谷の掃き溜めで発見したのでこの名前がついた。
形態・生態
1年草。北アメリカ原産。大正時代に東京で見つかり、現在では関東地方以西の各地に広がっている。

茎は2分岐を繰り返し、高さ15〜60cmになる。草全体が柔らかい草質をしていて、枝葉ともに白い毛が生える[2]。葉は対生し、卵形〜卵状被針形で、波状の浅い鋸歯がある[3]。大型の葉は柄を有し暗緑色で厚みは薄く、3行脈状に見え[2]、葉の表面と裏面共に毛が多い[3]。

頭花は直径約5 mmで、まわりに先端が3中裂する白色の舌状花がふつう5個並び、内側に黄色の筒状花が多数つく[2]。総苞は半球形。総苞片と花柄には腺毛がある。花期は6〜11月の夏から秋にかけて。頂部に小さな花を咲かせたあと、急に葉腋から岐散状に盛んに分枝を繰り返し、上部の各枝先に小さな頭花を1個ずつつける[2]。

痩果(そうか)は黒く熟して[3]、白い鱗片状の冠毛があり、風に乗って種子が散布される[3]。

コゴメギク(英語版)によく似ていてしばしば混同されている[4]が、舌状花に冠毛があること、筒状花の冠毛の先が細くなり両側の毛が長くならない点で区別できる[5]。