野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

夜空に花開く花火を思わせる八重の花火アジサイ

2019年06月29日 09時47分36秒 | 

花火アジサイという品種は、装飾花の柄が長くて、宙に浮いて咲いているようにみえる。八重なので、豪華で花火を連想したのも不思議ではない。偶然にみつかった品種というが、アジサイの変化ぶりには驚かされる。

 (2019-06 東京都 神代植物公園) 

 

スミダノハナビ

開花時期 6月7月
花の色
名前の読み すみだのはなび(あじさい)
分布 額紫陽花(ガクアジサイ)の園芸品種
生育地 庭木
植物のタイプ 樹木
大きさ・高さ 1~2メートル
分類 ユキノシタ科 アジサイ属
学名 Hydrangea macrophylla f. normalis Sumidanohanabi
花の特徴
特徴は、周りの装飾花が八重になっていることである。
装飾花は白から次第に青色がほのかに入る。
花火のように星形の花が飛び出すような形をしている。
葉の特徴
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
その他
名の由来は、花の様子を隅田川の花火大会にたとえたものである。

 


嫌われ者世に憚るタケニグサ

2019年06月29日 08時25分56秒 | 

嫌われ者世に憚るといわれるが、タケニグサも人家の近くに生えて嫌われることが多いようだ。あっという間にすくすくと伸びて花を咲かせるが、有毒植物で、かぶれることもあるようだ。ヨーロッパでは観賞用に植えられるようだから、人の好みの違いというものは面白いものだ。葉の裏が白く、風が吹くと裏の白いところがみえて、人目を惹く。

(2019-06 川崎市 路傍)

 

タケニグサ

タケニグサ(竹似草、学名: Macleaya cordata (Willd.) R.Br.)はケシ科の多年草で日当たりのよい草原、空地などによく見られる雑草である。
特徴
葉は切れ込みがあり形はキクの葉に似るが大きい。葉の裏や茎は粉をふいたように白っぽい。高さは1.5~2m以上に達する。花は夏に咲き、花弁がなく、萼は2枚、円錐花序をつくる。果実は長さ2cmほどで扁平。茎を切ると黄色の乳液が出る。

名前について
語源には茎が中空で竹に似るからというもののほかに、竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなって加工しやすいからとの俗説もある[1]。別名チャンパギクともいい、チャンパ(南ベトナム)付近からの帰化植物と思われたためらしいが、実際には日本および東アジア一帯の在来種と考えられている。

毒性
アルカロイドの一種プロトピン(protopine)、ホモケリドニン(homochelidonine)、サングイナリン(あるいはサンギナリン、sanguinarine)、ボッコニン(bocconine)、ボッコノリン(bocconoline)、ケレリスリン(英語版)(あるいはケレリトリン、chelerythrine)塩[2]、α-allocryptopineなどを含み有毒。民間療法で皮膚病や虫さされに使われたが、逆にかぶれることも多く危険である。なお、サングイナリン、プロトピン、ケレリスリンは同じケシ科の有毒植物として知られるクサノオウにも含まれている[2]。

欧米では観賞用に栽培される(英名: plume poppy)。