野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

装った貴婦人のように見える八重咲きドクダミ

2019年06月08日 07時21分14秒 | 
野草園に、八重咲きのドクダミが咲いていた。
野原でもときどきみかけるが、清楚な感じのドクダミが八重になると
とつぜん装った貴婦人のように見えるから不思議だ。
あのドクダミが、という驚きの気持ちがさらにその感じを強める。
(2019-05 東京都 調布野草園)




八重咲きドクダミ
八重咲きドクダミの特徴
ドクダミは、日本や中国など東南アジアに広く分布しているドクダミ科ドクダミ属の多年草です。
日本では本州以南の地域に分布しており、空き地や道端、住宅周辺のやや湿った半日陰の場所に自生しています。

一属一種の植物で、ドクダミ属に分類されている植物はドミダミのみです。
十薬(じゅうやく)と呼ばれ、古くから薬草として利用されてきた歴史があり、日本では親しみ深い身近な植物です。
そのドクダミの一種であるのが、本種「八重咲きドクダミ」です。
園芸品種なのか変種なのかは定かではありません。

八重咲きドクダミの花期は5月~6月。
花期になると茎の頂部に、小さな棒状の花序を出し、花を咲かせます。
花弁に見える部分は総苞片(そうほうへん)と呼ばれる葉の一種で、本来の花は中心の黄色い部分です。
花には花弁は無く、多数の雄蕊と雌蕊が密生しています。
八重咲きドクダミは、この総苞片が八重になっている品種です。

草原の趣をかもしだすヘラオオバコの花

2019年06月08日 05時04分14秒 | 
野原でヘラオオバコが花をつけていた。
つんつんと立ち上がって、そこらじゅうに花を開いている。
普通のオオバコよりも見栄えがよい。
そこだけどこか草原の趣を作り出している。
(2019-06 神奈川県川崎市 野原)






ヘラオオバコ
ヘラオオバコ (箆大葉子、Plantago lanceolata)は、オオバコ科オオバコ属の植物である。ヨーロッパ原産の雑草で、日本では帰化植物である[1]。

特徴
細長いへら状の葉を水平から斜め上に放射状に伸ばし、その上へ茎を幾本もひょろひょろと30から50センチくらいに伸ばして花の穂をつける。穂には小さな花が密生しており、下から上へと次々に咲き上がっていく。穂の周りに細い糸に支えられてつき、白い輪のように目立つのはおしべである。オオバコより大きく高いが、オオバコのような踏みつけ耐性はない。

花粉症の原因植物になる。

侵入と分布
江戸時代末期に侵入したものとされ、その後広く日本全土に分布を広げた。

畑地、道端、果樹園、河川敷、牧草地、荒地などに耐乾性があるため広く生育する。

北アメリカをはじめ世界中に分布を広げ、コスモポリタン雑草となっている。

環境省指定の要注意外来生物類型2に指定されている。

利用
ヘラオオバコはヨーロッパでハーブとして食用や薬用に利用され、家畜用飼料としても栽培されている。