フルート吹きのほっと一息

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モーツァルトのカルテットDdur

2009年10月19日 | 恩師 増永弘昭先生


フルートは歌う

この本には恩師の昔のリサイタルのアンコール曲集のCDがついている。
これを聴きながら追悼文を読んでいたら、そういえば・・・と思い出した。

ドイツでは暗い音と表現されている響きを
日本では明るい音と言うんですよ。って。

なんだ?この日本語は?? って感じですよね。

音に対しての表現の仕方が180度違うんですって。
どうも、ピンと来ませんが、そのようです。。。
追悼文の中でも「増永氏は幅のあるダークなサウンド・・・」って書かれていて
あ、ドイツ仕込みの人はみんなそう言うのね・・・とあらためて納得。

そう思って聴いていたら、うわっびっくり! 
モーツァルトのカルテットDdur。
なんて輝いているんでしょう!!

つまりはこういう精神の演奏を求めていたんですね。お師匠様は。
これを聴いてしまってから5日後の演奏会で
同じ曲をやったものだから影響を受けること受けること。

本番中に高次倍音と基音の響き合いを確かめながら
エネルギッシュにフレーズをひっぱって演奏してしまいました。
ああ、しんど・・(練習ではこんなに本気で出来ません)

私達はそういうレッスンを受けていたんですねぇ、先生?


2 コメント

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感激しました! (まるりこ)
2009-10-20 01:47:57
先日ちらっと聴かせていただいて、目からうろこ、驚天動地?とにかく(笑)凄い衝撃的でした素晴らしいお師匠様に出会えて、幸せですねはぁぁ、願わくばご存命中にお会いし、お話してみたかったです例のゴタゴタが済んだらじっくり読ませて頂きますねあのモーツァルトは癒しでございます。きっと素敵な演奏会になったんでしょうね
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増永先生のアンコール集CD (管理人)
2009-10-22 15:21:25
モーツァルト、私もすごいなーと思いました。

が、フルートの事しか書いていない本が
ちょっと聴いた瞬間にフルート吹きじゃない人が
買ってくださったりするんですから、
これまたすごい。

そこにも感動しました
お買い上げありがとうございます~
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