作曲家が作品を作るときって
「誰かに依頼された」のか「自分の作品をアピールしたい」のか
「芸術的衝動に駆られた」のか「何だかの信念に基づいた」のか。
「音楽院の試験曲として作った」のか「自分が演奏する為に作った」のか。
「天命」とか。かな? いろいろ考えるのであります。
ポール タファネルという大御所は
フルートを吹いている私達にとっては音階の本などで
大変お世話になっている大先生で、
「**ファンタジー」なる困難な作品をいくつか残してくださっていて、
とっても有難いんでございます。延々と飽きずに練習が続きます。
さてと。今年の初夏のコンサートは,久しぶりにヴィドールの組曲を
演奏しようと楽譜をゆっくり眺めたらポール タファネルに贈ると書いてある。
調べてみたらヴィドールとタファネルは同じ年齢であった。
わたし的に言うとヴィドールの組曲よりタファネルのファンタジーの方が技術は難しい。
タファネル,この曲はきっと余裕で素晴らしい演奏をしたんだろうなぁ。
いつの話かというと
二人が生まれたのが1844年で
ヴィドールの組曲は1898年54歳のときの作品でタファネルが演奏して,
それから10年タファネルは64歳で亡くなり
ヴィドールは長生きだったので93年の生涯。
タファネルが亡くなった時は本当にガッカリだったろうな。
話はまた。