フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

フルートはどうやって音がなるのか

2009年07月28日 | flute 2009


フルートはどうやって音がなるのか
風の音ばかりでいい音が出ない
大きい音が出ない
強い音が出ない
下の音が出ない

こんな話がよく聞かれます。

そもそも音という自然現象を人工的に作るわけで
自然現象そのものを考えてみたほうがよいと
思いながら基礎練習をしていたりするんですが、

風が吹いて窓が鳴る。
これが起こっているに他ならないんです。

息を吹くと空気中にカルマン渦が発生する
カルマン渦に含まれる周波数とフルートが合うときに
共鳴が発生する。
まあ、こんな感じ。

だから、アンブシュールがどうのこうのとか
唇の形がどうのとかあまり考えないほうがいい。

それより、良い音のする息を
呼吸のコントロールで作り出してあげることが大切

で、呼吸のコントロールをどう気をつけるかを
生徒さんたちに口うるさくレッスンしているのでした。