フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

マリア・ジョアン・ピリシュ

2009年05月14日 | 日々つれづれに
「あ~、もったいない~!でも行けないですー」
ピアノのチエちゃんが電話を切った。

「・・・・・・?なにがもったいないのー?」
と、聴いたら誰かが行けなくなったピアノのリサイタルのチケットが2枚あるという。
マリアジョアンピリスのだって。

そんなわけで、まわり回ってわたしが行ってきました。
包み込むような柔らかさ。
澄んだ透明感のある響き。
ピアノの「音」ではなくて、「響き」を美しく抽出しているようなそんな演奏でした

チェロのパヴェル・ゴムツィアコフという人が一曲おきに一緒に演奏していました。
これがまた、マリアジョアンピリスのサウンドにぴったりマッチさせた演奏で、
一つの世界を二人で作り上げていました。

なんだか想像以上の素敵なサウンドでとてもいい気分になったのでした。
プログラムは
ショパン(グラズノフ編):エチュード第19番 Op.25-7*
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 Op.58
リスト:悲しみのゴンドラ S.134*
ショパン:2つのマズルカ Op.67-2, 67-4
ショパン:チェロとピアノのためのソナタ Op.65*
ショパン:マズルカ Op.68-4

*共演:パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)

室蘭のHさん、ありがとうございました~
http://www.officeone.co.jp/schedule/090513.html