色柄が好きなアンティークの昼夜帯があるのですが、長さが3.8mと私には微妙に長いのと、帯芯が厚くてお腹に座布団を巻いているようになってしまうので、芯を新しくしてもう少し短い名古屋帯に作り替えようと思い始めました。
↓これがその昼夜帯。帯皮の表は染め、裏は繻子
で、さっそく帯を解いたけれど、早くもここで誤算が。表の染め帯皮は薄手の布だとわかっていましたが、解いてみたら予想以上に薄く繊細な布! あちゃ~、帯芯の厚みと裏の繻子地の固さに惑わされて、ここまで薄手とは思わなかった よ~く見ると、思っていた以上にあちこち穴があいているし。
でも、どうせ作り直すなら帯皮を洗ってきれいにしたい! こういう布を洗うと、穴が広がって使える部分が少なくなってしまう…とわかっているのにねぇ。ただこれまでの経験から、この染め帯皮は洗濯しても色が落ちたりにじんだりしないだろうと判断して、洗濯病の私はとうとう洗ってしまいました。
色のにじみなどもなく、無事に洗えた!とホッとして浴室に干し始めたとたん、なんとビリビリと帯皮が横に裂けて、1枚が2枚になってしまったぁ
↓布が裂けて2枚になった帯皮。ま、見えない部分なので縫い合わせればいいのですが、その分用尺に余裕がなくなり、帯が短くなりすぎる可能性が。困った!
皮肉なことに、裏の繻子地は洗濯してもびくともしなかった(色は落ちましたが)。名古屋帯にすると裏地はお太鼓裏分しか必要ないのにね