舛添問題も、集中審議に移って行くみたいです。6月9日付のブログ『パチンコ屋の倒産を応援する』の中から、実ニセコイ領収書の改竄の実物写真を見て、なるほど写真と言うものの説得力を見せられました。
今都知事以前の問題、ホテル三日月の家族旅行を政治会議と称して、法律を通している問題が、テレビでは論じられていますが、難しく考えないでも。常識的に考えてこんな子供じみた嘘がまかり通ると考えるところに、今の日本の病的な幼稚さがあります。
幼稚と言えば、民進党と共産党の共闘にも伺えます。学生グループ「SEALDs(シールズ)」と言う怪しげな団体が共産党代々木本部と直通であるという事は今や、完全に裏付けが取れたインチキ市民団体だと見抜かれています。
さすがに我等が阿比留記者は、この「SEALDs(シールズ)」と言う、気恥ずかしい団体を利用している野党連合に、厳しく切り込んでいます。今回の『阿比留瑠比の極限御免』も、載せないわけにはいきません。
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【阿比留瑠比の極言御免】 6月9日付
リベラル派は子供の反抗期 ?
8日付の産経新聞政治面をみると、民進、共産、社民、生活の野党4党が学生グループ「SEALDs(シールズ)」など市民団体で構成する「市民連合」と共同記者会見を行った記事が載っていて、改めてまだこんなことをやっているのかとうんざりした。
「中二病」発祥
「日本をまともな国にしておきたいなら、ともかく選挙で与党を負かせる(※ママ)しかない」
「安倍(晋三首相)は、ジンバブエのムガベ(大統領)の如き独裁者の道をひた走る」
市民連合の呼びかけ人で記者会見にも出席した山口二郎法政大教授は、5月31日付の自身のツイッターにこう書き込んでいた。日本語としておかしい上、相変わらずの根拠不明の決め付けである。
山口氏といえば、安倍首相に対する「お前は人間じゃない」との言葉で有名だが、同席した各党トップらも同じような考えなのだろうかと疑わざるを得ない。野党側の意気込みや思惑がどうあれ、実社会に生きる有権者の広範な支持を集めるのは難しいだろう。
現に市民団体などの運動について、政府・与党側は冷めた視線を送っている。例えばこんな評価を聞く。
「シールズは、若者から一番ださい人たちと思われている」(政府高官)
「昨年夏の反安全保障関連法のデモは、一夜明けたら雲散したハロウィーンのばか騒ぎみたいだった」(公明党幹部)
こうした与野党の受け止め方の違いはどこからくるのか。評論家の浅羽通明氏の著書『「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか』(ちくま新書)を読むと、市民団体のデモや、左派・リベラル文化人らの主張が、なぜ力を持たないのかが詳細に分析されていた。
この本は、産経新聞に対する批判も出てくるし、趣旨やものの見方に異見も少なくないが、ともかく面白いので紹介したい。浅羽氏はリベラル派の地に足の着かないあり方、その弱点についてこう説く。
《リアルな生活現実世界とまた「別」な、バーチャル(仮想)脳内観念世界での闘いを語ってしまう》
《60年安保闘争を支持した昭和の知識人と、脱原発デモや安保関連法反対デモを称えた平成の(中略)奥田愛基氏らとは、思考の枠組みがほんとうに変わらないのです》
《彼らが何かというと、「バーチャル脳内観念世界」へ話を持っていきたがるのは、(中略)彼らがセカイ系で中二病だから》
奇妙な使命感
ここで言う「セカイ系」とは、日常を生きる自分が世界の命運を担うというアニメーションによく出てくる設定のことだ。また、「中二病」とは自意識に目覚めて無意味に反抗的になったり、はたから見ると「痛い」背伸びをしたりすることなのだという。
なるほど、奇妙な使命感に駆られた彼らをみるとこっちが恥ずかしくなるのは、「中二病」を発症した少年少女を正視しているようなものだからかとすとんと腑に落ちた。
ちなみに、浅羽氏は昨年9月3日付の当コラムが「弾圧も粛清も絶対にされない環境でデモをすることが、そんなにもてはやすべきことなのか」と書いた部分も引用し、「この一文は昨今話題のデモの弱点をずばり突いていましたね」と評価してくれていた。
ただ、浅羽氏がこれを筆者の「揶揄」と受け取っていたのは誤解である。「そんなの普通はおかしいだろう」という率直な疑問を表明したつもりだった。
(論説委員兼政治部編集委員)
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『 「中二病」とは自意識に目覚めて無意味に反抗的になったり、はたから見ると「痛い」背伸びをしたりすることなのだという。』と言う部分がありますが、舛添氏も相当頭脳は良いことを売り物にしている態度が多く見られますが。その屁理屈を聞いているとまさに「中二病」並みです。