春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

牛や豚を殺すのは残虐では無いけれど、鯨は残虐!と主張する人々

2010年03月09日 16時36分32秒 | 思想信条

アカデミー賞:「ザ・コーヴ」受賞に和歌山反発
 第82回アカデミー賞(映画芸術科学アカデミー主催)の長編ドキュメンタリー賞に日本のイルカ漁を告発した米映画「ザ・コーヴ」が受賞したことについて、和歌山県太地町の三軒一高町長と同町漁協の水谷洋一組合長は「漁は県の許可を得て適法・適正に行っている。(作品は)科学的根拠に基づかない虚偽の事項を事実であるかのように表現しており、(授賞は)遺憾だ。さまざまな食習慣があり、地域の伝統や実情を理解したうえで相互に尊重する精神が重要だ」とするコメントをそれぞれ発表した。

 捕鯨で知られる同町では、鯨類追い込み網漁としてイルカ漁にも町漁協の約10人が従事している。漁を許可している県などによると、今年の漁獲枠は2845頭。県の担当者は「江戸時代から約400年続く食文化なのに……」と困惑している。

 この映画を巡っては、町と姉妹都市提携しているオーストリラリアのブルーム町に抗議のメールや手紙が届き、提携が一時停止されるなど影響が出ている。しかし、町内には、「反発すれば、映画の宣伝になるだけ」という声も強く、関係者の口は重い。


和歌山県太地町で伝統的に行われているいるか漁を、隠し撮りしたり、
「高濃度の水銀を含むイルカ肉をクジラ肉として販売している」などと、日本の捕鯨を批判している。

人間が他の動物を食べている以上、残酷と言う視点から撮影したならば、何処の国でも動物蛋白源を摂る為に、残酷な殺害シーンを映されないで済む国は無いのではないだろうか?

アメリカやオーストラリアの人々は鯨を取る者を残虐だと言いながら、
牛を殺して食べるのはなんともないのかと聞かれたら、
「牛は昔から食べる事に決まっているものだから良いのだ。」という様な事を言っていたそうである。
自分の国の食習慣だけを正当化して、他国の食習慣を残虐扱いすると言うのは、身勝手の極みではないだろうか。
日本人がアメリカの畜産業者が、次々と牛を殺すシーンを隠し撮りし、
この中に「狂牛病の牛は無かったかな」等とコメントをつけたドキュメンタリー映画を、発表したりしたら、彼らは黙っているだろうか?

近年のアメリカやオーストラリアは、日本に牛肉を売りつける為に、
日本が海産資源から動物たんぱく質をとることを邪魔しようと、手薬煉引いているように見受けられる。
アメリカなどは狂牛病牛の肉は、買いたくないと言う日本国民の思いを受けて、
牛肉の輸出については色々と条件を受け入れていたけれど、
その条件をアメリカに誠実に守らせようとした日本の農林水産大臣が、
不祥事を言い立てられて、任期途中に次々と更迭されている。
特に安倍内閣の時の農水大臣は悲惨で、松岡農水大臣は自殺にまで追い込まれておられる。
福田内閣の農水大臣も不祥事で叩かれ辞めさせられる事が続き、他の部署の大臣との兼任で、何とか内閣を繋いだ感じであった。

安倍内閣の時新聞には、
アメリカからの輸入牛肉の中に、約束では入っているはずの無い骨髄が含まれていたと言うようなニュースが載っていた事があるが、
アメリカ側が禁止部位を入れないように注意するようになったからかどうか、
近年そのような牛肉の不祥事のニュースを聞かなくなっている。

安倍政権、福田政権と農水大臣は不祥事続きであったが、
麻生内閣になって農水相に就任した石破茂だけは、何事も無く職を全うしている。
これは石破茂が立派な大臣であったからであろうか?
アメリカの要求を、そのまま抗わずに呑んで、
アメリカからの輸入牛肉に入っていてはならない骨髄などの部位が入っていても、
見てみぬ振りをする様に担当職員に命令したから、
農水大臣の職を全うする事ができたのではないだろうか?

そんな事を考えると、「ザ・コーヴ」というドキュメンタリーも、
鯨漁禁止 マグロ漁制限などを次々に繰り出して、海産資源に頼る日本人の食生活を圧迫して、
日本人が狂牛病牛の恐れが有っても、アメリカの牛肉を買うようにするための、
企画であり受賞であったのではないかと言う疑いを、私は禁じえないでいる。