マンション管理のお勉強日記+スピリチュアルなブログ:飯田史彦教授 江原啓之氏 坂本政道氏等の精神世界の書籍を読んで

先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

父と妹とおいを刺す 容疑の52歳兄を逮捕・・・一体何があったのか

2007年12月05日 05時40分43秒 | □私の気になる記事
<殺人>父と妹とおいを刺す 容疑の52歳兄を逮捕 和歌山
12月4日23時1分配信 毎日新聞

4日午後5時55分ごろ和歌山市宇須1の無職、坂口喜雄さん(82)方を訪れた
ヘルパーから「ドアに鍵がかかっていて坂口さんの安否が確認できない」と110
番通報があった。和歌山県警和歌山西署員が室内に入り、坂口さんと坂口さんの長
女の医師、高田美和子さん(49)、高田さんの長男で小学6年の翔君(12)が
倒れているのを発見。3人とも刃物で刺されたような傷があり、既に死亡していた。

一方、通報前の午後5時ごろ、県警本部に坂口さんの長男実容疑者(52)が出頭。
「人を刺した」といった趣旨のことを話したため、同署は殺人容疑で逮捕し、経緯
や動機などを追及している。

調べでは、実容疑者は3日午前6時ごろ、刺し身包丁で坂口さんら3人を刺殺した
疑い。包丁は風呂場で発見された。坂口さん方の敷地には2棟の家があり、3人の
遺体は西側の家の1階で発見された。坂口さんは寝室のベッドの上、美和子さんは
居間のベッド脇、翔君は同じ居間の別のベッド上で見つかった。3人ともあおむけ
で上半身に刺し傷があり、坂口さんには傷が複数あった。同署は遺体を司法解剖し
て死因を調べる。

出頭した実容疑者は前日の3日、空気銃などを持って同署を訪れ「返す」などと話
していたといい、同署が3人の死亡との関連を調べている。

現場はJR和歌山駅から南西約3キロの住宅街。近所の人や知人らによると、坂口
さんは元高校の数学教諭で物静かな人だったという。春ごろ妻を亡くしてからは、
外出時に電動車椅子を使っていた。美和子さんは母の介護のため、医師の仕事を辞
めたらしい。

・・・

いったい何がこのご家族にあったのか・・・
長男の坂口実容疑者は元高校教諭。
殺害された長女の高田美和子さんは元医師。
その長男と長女を育てた父親。

長男の坂口実容疑者は春頃に奥さんを亡くし、
長女は母親の介護のために、医師という仕事まで辞めていた。

・・・

殺人は大罪ですが、なぜこんなことになってしまったのか
と思いますと、「不幸が続いて・・・」としか言いようがないです。

スピリチュアルの観点から言えば、「不幸」というものはないと
いいますが、不幸が重なり、挙句の果てはこのようなことになって
しまったとしか言いようのない事件です。

厳しい言い方をすれば、
「いままで少なくとも順風満帆で幸せや豊かさを手に入れていた」
とも言えますが、それは教諭や医師になるためには、豊かな家庭
環境だけでは成し得ないこと,やはり人一倍の努力を本人がしない
と得られないものです。

努力して、築き上げたものを・・・

私は、
「人間の弱さ」「人間というもののもろさ」が最悪の形で出てしまった
のではないかと感じました。

今まで順調であった歯車が狂い始める。。。
狂い始めると、どうにもならないところまでいってしまうことがある。
この事件は、それを物語っているように思いました。

亡くなった奥さんは・・・あの世でとても悲しんでおられることでしょう・・・

奥さんの支えが無くなった坂口実容疑者の落ち込む気持ちは分からなくも
ないですが、テロ戦争を仕掛けられたなどと言っているというTV報道
もあり・・・どんなに落ち込んでも「一人で立つ」チカラを持ってほしかった
と思いました。

奥さんが亡くなったことが、どれほどショックだったのか、それは
本人しかその悲しみや苦しみは完全には分からない。でも、父親や妹さん
そして妹さんの子供まで殺害してしまって。。。

「何が・・・一体・・・」
と考えさせられた事件です。

私は、この事件は「(周りや親に対しての)甘え」という人間の持つ部分
が出たというよりも、
「人は、苦難に見舞われたとき、突如として、壊れることがある」
「どうにかなってしまうことがある」
ということを表しているように感じました。


ですから、鹿児島で起きた両親殺害事件の五反田秀太容疑者のような
「(両親や世間への)甘え」から起こした事件とは、まったく違うと
感じています。


「両親に不満」殺害 鹿児島遺棄 逮捕の二男供述
12月4日8時1分配信 産経新聞

鹿児島市犬迫町の無職、五反田和義さん(55)方の裏庭で、地中に埋められた五
反田さんと妻、京子さん(54)の遺体が見つかった事件で、死体遺棄の疑いで逮
捕された二男のアルバイト、秀太容疑者(26)が鹿児島西署捜査本部の調べに、
2人の殺害を認め「両親に不満があった」と供述していることが3日、分かった。

捜査本部は、秀太容疑者が自宅で五反田さんと京子さんを殺害した後、裏庭に埋め
たとみて、詳しい動機や経緯、殺害方法などの裏付け捜査を進める。死体遺棄容疑
の捜査が一段落した後、殺人の疑いで再逮捕する方針。夫妻の遺体は4日に司法解
剖し、死因を調べる。

調べでは、秀太容疑者は「11月22日午前3時ごろ、両親の遺体を裏庭に埋めた。
2人を同じころに殺した。親なので、遺体は家のそばに埋めたかった」と供述して
いるという。

2日までの鑑識作業で、自宅寝室や軒下のコンクリート、五反田さんの軽トラック
から、夫妻の血液が検出された。寝室の畳はすべて取り去られていて、裏庭で燃や
した形跡があった。2人の遺体は焼け焦げた畳の下の深さ約1メートルの地中に埋
められていた。

秀太容疑者は11月22日から数日、警備員のアルバイトを休んだが、その後は通
常通り勤務していた。

・・・

県内の企業を退職後、定職につかないことを親から言われていたというTV報道が
ありましたが、
「仕事を辞めても、実家に逃げ込める」
「親という保護がある」
それは、とても有り難いことで、親からグチグチと言われても、事実それが今の
五反田秀太容疑者の現状であり、今の姿なのですから、
もっと謙虚にならないといけなかったと私は思います。

五反田家は地元では名士のようですが、どういう育ち方をしたのか分かりませんが
全ては容疑者の「身勝手な甘え」からの犯行。許されることではないです。

・・・

私もいい歳をして、実家に身を寄せました。
自分の支払いは自分でしましたので、あっという間に貯蓄が無くなりましたが。
しかし、身を寄せてよく分かりました。

「家賃を支払わなくてよくなった」
「冷蔵庫を開けると、何かしらの食べ物がある」
(炊事洗濯は約4年間、彼女にお世話になってました。。。)

とても有り難いことです。実家を離れ16年振りに帰って来ましたが、
実家住まいはとてもラクだと身にしみてよくわかりました。

・・・

両親を殺害し、いつか外へ出てきても、もう誰も守ってくれませんし、
行き場もない。

「甘え」も人間の弱さの一つですが、
この五反田秀太容疑者の甘えは、娯楽(ギャンブル)に溺れるのと同じ。
自らが撒いた種。それを、親に当ったってどうにもならない。
親は十分に与えられるものは与えていて、あとはどうしてあげることも
できないこと。

この事件は、自らの甘えからの逆恨みのようなものです。

・・・

2つの事件を比べてみまして、
人間は「弱さ」や「もろさ」、そして「甘え」など色々な面を持ち合わせ
それをどれだけ、抑えて我慢しながら生き抜いていけるのかを、生まれて
から死を迎えるその最後の日まで、試されている生き物なんだなぁと感じ
ました。

いつかは自分自身も死を迎える。
この世を去るときは、みんな一人で旅立つ。
そのとき、その瞬間にどう思えるのか、どう自分なりに総括するのか、
何かしらの答えを見出すことができるか。

私は、
「色々あったけど、自分なりに試練を乗り越えて何とか生き抜いたな」
と思えただけで、十分な答えだと思っています。

そのような最後を迎えられるように、まだまだ寿命が来るまで頑張って
いかないといけませんよね。
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2 コメント

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和歌山の事件について (篠原隆一郎)
2007-12-06 07:58:32
僕の地元の和歌山でたいへん悲しい事件が起きてしまいました。マスコミの人間のはしくれとしてこの事件に触れ、もっとも切なく思うのは「なぜ甥まで・・・」という事です。こんな事件はもう二度と起きて欲しくない、そう思っています。
返信する
Unknown (管理人)
2007-12-06 14:22:33
篠原隆一郎様、コメント有難うございます。

ブログを拝見させていただきました。新聞記者さんであり、本業は、小説家,ノンフィクションライターさんですか。魅力的なお仕事をさせておられますね。事件についてお詳しいかと存じますが、何とも悲しいやり場のない思いが残る事件だと、私も思いました。

和歌山へは、8月にボルトーヨーロッパというアミューズメントパークへ行きましたが、和歌山市内を通過するとき、松山や岡山、そして金沢のような昔ながらの城下町の雰囲気と都会の雰囲気が交わった素敵なところだなぁと感じました。

いつどこで何が起こるかホント分かりませんね。人間が作り上げた社会(仕事・環境・情勢)が、今度は一転して人間に影響を与え、挙句には人の心までも変えてしまう・・・不可解な事件の報道を見る度に、何が・・・一体・・・と思ってしまいます。

また、お気軽にお立ち寄りください、有難うございました。
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