Mrs.ベリーのVeryな一日

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小説怒り と 映画怒り 吉田修一の世界

2016年10月03日 16時26分43秒 | ベリーの感想文(本・映画)
小説怒りと映画怒り - 吉田修一の世界
吉田 修一
中央公論新社

吉田修一 著 : 小説怒り と 映画怒り 吉田修一の世界
を、読んだ。



夫婦惨殺事件の犯人に似た3人の男。
その男たちと知り合った人々の
心の葛藤を描く、小説“怒り”や、映画化した“怒り”を、
原作者吉田修一や、映画のメガホンを取った李相日
出演した妻夫木聡などによって、語られる裏話の他に
犯人の生い立ちを語った、短編小説“エピソード0”が収められている。



そうか、犯人山神はそんに風におおきくなったのか。
原作には一切登場しない、犯人の両親の語りや、幼稚園の担任などの証言は、
原作を一層深くしてくれた。
また、映画撮影時の裏話は、この映画にかける熱い想いが感じられて
読まずに見るのと、読んで見るのは大違いだと思った。