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春、戻る |
| 瀬尾 まいこ | |
| 集英社 |
瀬尾まいこ 著 ： 春、戻る
を、読みました。
34歳のさくらの前に、二歳年上の和菓子職人との結婚が目前に迫ったある日
12歳年下の兄が現れる！！！！！
さくらの運命はいかに？
瀬尾まいこの、ほのぼの感たっぷりの物語に
登場する、ほのぼの感たっぷりの“おにいさん”がツボ！
14歳上の妹の婚約相手を「おい、まんじゅう屋」と呼び
とても優しい義母に、ほのかな対抗心を持っていて
明るく、のんきで、可愛らしい。
そんな突如現れた“おにいさん”を
登場人物たちは、なぜかすんなり受け入れるので
読んでいる方も、最初気になっていた
12歳年下の、初めて見る兄という設定を
気にしなくなるのですが
最後にわかる、さくらと“おにいさん”の関係
人がずっと心の奥深くに閉じ込めている
手痛い失敗というものは
案外こんなもんだと云う事を
私はもう知っているので
「うんうん、そんなもんなんだよね。」と、
とても、楽しめた物語でした。