天気 ときどき
花の回廊―流転の海〈第5部〉 | |
宮本 輝 | |
新潮社 |
宮本輝 著 : 花の回廊
を、読みました。
富山から大阪に舞い戻った、松坂熊吾とその家族の物語。
戦争で主をなくした電気も通らぬビルに寝起きする熊吾と初江
一人息子は、妹に預け、必死で働いていた。
夫婦の宝、伸仁が預けられたのは貧民屈と言っても過言ではない
奇妙な形をした、アパートだった。
このシリーズの第6弾が、図書館にあったので
速攻借りたのですが、なんせこの本を読んだのが5年前なので
さすがに細部を忘れてしまったので
一緒に借りてきて読んでみました。
その日さえも、生きれないのではないか?と
思えるほど、貧しい人々が暮らす蘭月アパートで
逞しく成長する伸ちゃんの姿が、やっぱり心に残る一冊でした。