ムーンライズ・キングダム(映画)
を、見ました。
時は1965年
舞台はアメリカのニューンイングランドの小さな島
ボーイスカウトの小隊から、一人の問題児が脱走した。
隊の中でも変わり者で嫌われ者のサムは
これまた、友達のいない変な女の子スージーと駆け落ちを実行する
隊の隊長や、お巡りさんはもちろん、スージーの両親も大慌て
二人の捜索が始まります。
二人の捜索を任ぜられる少年たち。
最初は嫌いだったサムなのに、だんだん友情が芽生え始め・・・
しかし、そんなサムには厳しい現実
福祉さん(福祉局の担当者)の魔の手?!が迫る
さあ、二人の運命はいかにっ!!
牧歌的な風景の中、絵本のような物語に登場する
エドワード・ノートンも
ブルース・ウィスルも、まるでいつもの感じと違って
違う俳優さんが演じているみたいでした。
不思議な雰囲気が漂う、ほのぼの映画なんですが
作品に込められたメッセージは、とても深いものがあるように感じました。
二人の小さな恋のメロディーは、周囲の大人たちの心にも響きますが、
二人の真剣な思いは、いつしかあの小さな入り江の浜辺のように
消えてしまうのかもしれません。
でも、二人が名づけた浜辺は、いつまでも美しい波の寄せる
二人だけの、小さなパラダイスとして
永遠に心の中に生き続けることでしょう。
可愛くて、ほんの少し切ないけど面白い映画でした。