高圧電気(6600V)で電気を九州電力から買う時に、
『九州電力』の配線から『お客様』の配線につなぐところがあります。
ここで、
責任の所在を明確にするところとして、
『責任分界点』というものが存在します。
◆現場はこんな感じ◆
例えば、
『責任分界点』から九州電力側で電気事故(停電を伴うもの)が発生すると、
九州電力の責任となり、
お客さま側で電気事故が発生すると、お客様の責任となる境目です。
電柱の場合には、「開閉器の1次側接続点」と設定されています。
ここでいう責任とは、
『電気の保安上の責任』の意味で、管理責任です。
①雷の場合には、九州電力の責任で対応する。
②雷の場合には、お客様の責任で対応する。
同じ雷でも落ちる所で、対応の仕方が変わります。
②雷の場合での対応の一つとして、
《雷が落ちる。⇒高圧機器の破損⇒付近の停電が発生》するケース
こうした場合には、
お客様からの書類として、『経済産業省保安監督部』に事故報告を
提出します。(電気管理者が対応します)
※事故報告・・・「この事故は、原因はこれ。こうになってこうなった。
今後の対策はこうします。」といったことを報告書として提出
※ほかにいろんなケースがあります。
※①雷の場合は、九州電力が対応を行う。
『事故報告』については、後日まとめます。
予備知識として覚えておきましょう。
・・・・ 電管太郎