電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

責任の別れ所の責任分界点

2013-10-17 06:43:06 | 電気ネタ

高圧電気(6600V)で電気を九州電力から買う時に、

 『九州電力』の配線から『お客様』の配線につなぐところがあります。

ここで、

 責任の所在を明確にするところとして、

 『責任分界点』というものが存在します。

  Sekinin

  ◆現場はこんな感じ◆

例えば、

 『責任分界点』から九州電力側で電気事故(停電を伴うもの)が発生すると、

 九州電力の責任となり、

  お客さま側で電気事故が発生すると、お客様の責任となる境目です。

電柱の場合には、「開閉器の1次側接続点」と設定されています。

 ここでいう責任とは、

  『電気の保安上の責任』の意味で、管理責任です。

Sekinin2

<具体例として>

 ①雷の場合には、九州電力の責任で対応する。

 ②雷の場合には、お客様の責任で対応する。

同じ雷でも落ちる所で、対応の仕方が変わります。

  ②雷の場合での対応の一つとして、

   《雷が落ちる。⇒高圧機器の破損⇒付近の停電が発生》するケース

  こうした場合には、  

   お客様からの書類として、『経済産業省保安監督部』に事故報告を

   提出します。(電気管理者が対応します)

 ※事故報告・・・「この事故は、原因はこれ。こうになってこうなった。

           今後の対策はこうします。」といったことを報告書として提出 

 ※ほかにいろんなケースがあります。

 ※①雷の場合は、九州電力が対応を行う。

『事故報告』については、後日まとめます。

 予備知識として覚えておきましょう。

                                  ・・・・ 電管太郎