ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

大鹿村探訪記・その1

2011-05-20 03:24:41 | 暮らしあれこれ
110503.tue.-1

前日の安曇野探訪でスイッチが入り
(いつもの連休はもう少しまったりと過ごすのだが)、
今日は大鹿村に行こう、ということになる。

大鹿村ってどこにあるの? ・・・少し説明しましょう。
長野県下伊那郡の北東部、静岡県境にある小さな山村。
「信州で2番目に山奥の山村」とキャッチコピーにある。
(1番の山村は、どこだ?)
東は南アルプス、西は伊那山脈に囲まれ、
村の中央部を中央構造線が南北に縦断している。
四季を通じて、植物も豊富。
希少なヒマラヤの青いケシの花も栽培されている。
何年か前に来たときは、桜が満開で、
その下で鹿の剥製や毛皮、肉などが
ずらりと並べられて売られていた。
人間より鹿が多い村、だから「大鹿」。
と、ずーっと思っていたが、違っていました。
明治7年に大河原村と鹿塩村が合併してできたから、だそうだ。
でも、この村では塩がとれる。
標高750mの山の上から湧き出る塩水でつくる山塩。
いろいろな説があるが、いまだに確かな理由はわからないそうです。
そして、「日本で最も美しい村連盟」に加盟している。
ああそうそう、南北朝時代、後醍醐天皇の皇子・宗良親王が住んでいたようだ。
中学校の頃、夏休みの研究でそれを調べてた歴史好きな男子がいたっけ。

閑話休題。

西山公園の牡丹桜がまだ見られるかもしれない。
きっと花桃も見ごろだろう。
しかも本日は5月3日。
大鹿村に300年伝わる県無形民俗文化財「大鹿歌舞伎」の
年に1度の春の定期公演がある。(秋の定期公演は10月)
毎年、行きたいと思いつつ機会を逃がしているのでいいタイミングだ。

さらに、今夏7月16日に全国公開予定の映画「大鹿村騒動記」の
出演者の舞台挨拶があると、地元の新聞「南信州」の記事にもあった。

小渋ダムを眼下に、相当曲がりくねった山道を小一時間走る。
来るたびに小さなトンネルが開通していて
ぐんと近く便利になっているのを実感。
と同時に、昔は大変だったんだろうなあ・・・と想像すらできないが、思う。



まず、「塩の里」へ。
一度は絶滅してしまった幻の品種にちなんで
「平成中尾早生(わせ)」と名づけられた
品質のいい大豆を使って作る大鹿豆腐とお揚げを買う。
(めちゃくちゃ美味しかった!)

そこは美濃屋豆腐店という名前だったけど、なぜ美濃?(笑)
ちなみに、ご両親が信州出身の私の友人は
都内で「信濃屋」という豆腐店をやっていた。

その後、ビガーランド(観光協会)横の食堂で昼食。
ありますあります。ジビエのメニュー。
私は「鹿肉のコロコロステーキ」。(癖もなく美味しかった)
デザートに大鹿村特産の大粒ブルーベリーつき。
夫は「鹿肉カレー」。(辛くて、辛くて…笑)
父は牛丼、母は普通のカレーライスと、こちらは普通に注文。

昔は「布団売っても鹿を食え」と言われたほど、
鹿肉は滋養強壮食材なのでした。

(つづく)

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