150513.wed.-2
ご縁があって、オーストラリア大使館での
素敵な催しに呼んでいただきました。
細川流「盆石」のお点前です。
盆石? 何ですか、それ? でしょう(笑)
実は私も。
黒い漆塗りのお盆に石と砂で
自然の情景を再現する縮景芸術なのだそうで。
千利休に学んだ戦国大名細川三斉が基礎を築いたとのこと。
盆石展では、通常は出来上がった作品しか見られないのですが、
今回はライブで見られる稀有な機会でした。
結界が張られた場にしずしずと先生方が来られ、
桐箱から白砂の入った9個の小抽斗を並べます。
次に出すのは可愛らしいお道具!羽根や匙や箒など。
小さな篩(ふるい)に砂を入れ、お盆に撒くと、あらあら不思議。
あっという間に雪になり、海になる。
箒で整えれば、富士山に波濤に滝に早変わり。
早変わりといっても、通常40分かかるところを、
今回は特別に20分で仕上げていただきました。
余計な砂は塵取りでしまいます。
箒でささっと川の流れを。
くしゃみなんてとんでもない。
見ている方も息をも詰まるひとときでした。
披露が済めばすぐに砂納め。
まさに一期一会。
二度と同じものに会えない刹那の芸術。
ご縁があって、オーストラリア大使館での
素敵な催しに呼んでいただきました。
細川流「盆石」のお点前です。
盆石? 何ですか、それ? でしょう(笑)
実は私も。
黒い漆塗りのお盆に石と砂で
自然の情景を再現する縮景芸術なのだそうで。
千利休に学んだ戦国大名細川三斉が基礎を築いたとのこと。
盆石展では、通常は出来上がった作品しか見られないのですが、
今回はライブで見られる稀有な機会でした。
結界が張られた場にしずしずと先生方が来られ、
桐箱から白砂の入った9個の小抽斗を並べます。
次に出すのは可愛らしいお道具!羽根や匙や箒など。
小さな篩(ふるい)に砂を入れ、お盆に撒くと、あらあら不思議。
あっという間に雪になり、海になる。
箒で整えれば、富士山に波濤に滝に早変わり。
早変わりといっても、通常40分かかるところを、
今回は特別に20分で仕上げていただきました。
余計な砂は塵取りでしまいます。
箒でささっと川の流れを。
くしゃみなんてとんでもない。
見ている方も息をも詰まるひとときでした。
披露が済めばすぐに砂納め。
まさに一期一会。
二度と同じものに会えない刹那の芸術。
富山まで盆石のお稽古に、金曜の夜行列車で行って、月曜の朝、夜行で帰ってくるとお聞きし、感心したことを思い出しました。
とても集中できて、心が休まるとも仰有っていました。
あの方は今どうしていらっしゃるのかしら?
土日にじくりお稽古だったんでしょうか。
すごい熱意と集中力ですね。
しかも当時の富山なんて、時間もかかるし便も少ない。
夜行バスはもう少しあとですよね。
いまなら新幹線で2時間くらいなのに。
まさかその方が、この日の3人の先生のお一人だったりして。
もう40年、盆石を極めていらっしゃる、と紹介されていました。
あの奥深い世界 すごかったな~
素敵写真 ありがとうございます~
そうでしたか。
見れば見るほど奥が深い。
展示会用は、フィキサチーフのようなもので
固めているようですが、基本、終わったら砂納め。
この日も、「ああ~写真を・・・」と泣いてた人が(笑)
立体水墨画、ミニ枯山水・・・いろいろ例え方があるようですが、
日本ならではのすごい芸術です。
作庭家もこれを知らなければ庭が作れないんじゃないか?
と言ってた人も。
そういえば、ニシベさんが
上段右の写真(雄滝雌滝)を見て、
すっぽんがひっくり返ってもだえるの図?、だって。
もう~そう言われると…???(笑)