ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

徳島へ! システィーナ歌舞伎へ!

2018-02-27 02:10:22 | 美を巡る
180218.fri.

 

 


眼下に迫る富士山にときめきながら(こんな富士山、初めて見た!)
徳島阿波踊り空港!なんていう陽気な名前の空港に降り立ちました。
迎えてくれたのは、不思議なゆるキャラ。なんだろう???
手に蓮根持ってます(笑)

 

まずはルネッサンスリゾートナルトでランチ。
大塚国際美術館広報担当のTさんと、本日の相棒・高校の同級生で大塚製薬勤務のM女史。

 
なんと、女子ゴコロをくすぐりまくりのイチゴ尽くしバイキングです!

 

海に目をやると、養殖若芽の収穫も今がピークとのこと。
そうそう、徳島は美味しいものばかり! 
鳴門若芽はもちろん、鳴門金時に魚介、蓮根、酢橘、和三盆。。。
特にここ大毛島ではラッキョウが有名で、ラッキョウドレッシングがたいへん美味でした。



瀬戸内の海の光が眩しくて、うっとりしつつ、
徳島のジビエもしっかりいただきました。

もうずっとここにいたい!と後ろ髪を引かれつつ、
やってきました!大塚国際美術館。

 

ここは大好きな美術館のひとつ。
世界の名画や遺跡が陶板で再現、展示されています。

 

初めて訪れたときの、
スクロヴェーニ礼拝堂の碧い胎内に包まれたような感動を思い出しました。
ポンペイ秘儀荘の壁画の赤の鮮やかなこと。
ここでは永遠に、「いま」のこの赤が保たれるのです。

 

ジョットのフレスコ画「小鳥への説教」にまた会えました!
でも、ここはアッシジの聖フランチェスコ聖堂ではなく、絵の中の小鳥にも触れられちゃう(^^)
魚のモザイクを踏み、モナリザにも、ゴッホの向日葵にも触われちゃう(^^)

 

   

こんなふうに、古代から現代まで、めくるめくアートの旅が満喫できます。

大塚国際美術館のことを語れといわれればばいくらでも語れちゃうんですが、、、
今回の旅のメインイベントは、ここで行われる「システィーナ歌舞伎」です。
2009年から開催されていて、今回で8回目の新作歌舞伎。
第3回から出演している片岡愛之助丈を中心に、歌舞伎役者はもちろん
今回は元宝塚スター他、大勢の役者たちが
東京の歌舞伎座から見たら、このあり得ない舞台で興行を打つのです。
金毘羅歌舞伎ならまだしも、これはちょっと想像できない。見たい。行きたい。。。
というわけで、M女史に頼んで実現したこの旅でした。

 
 
バチカンのシスティーナ礼拝堂、ミケランジェロの巨大な天井画を背景に、
360度死角なしの十字架型の舞台が組まれています。
パイプ椅子なれど、床は全面カーペットが敷かれていて、準備の大変さが思われます。

 

さて、舞台はスぺイン。
400年も昔、伊達藩支倉常長率いた遣欧使節団が作ったという日本人村。(おお!そうきたか)
妖怪・九尾の狐で幕開き、フラメンコダンサーたちがなだれを打って現れ、踊りまくる。
ここで石川五右衛門の父カルデロンが日本の若い女と会うことから物語は始まる。
えええ、これって、、、完全口語? ミュージカル? タカラヅカ? ダ、ダイジョーブか!?
と不安になった前半でしたが、後半はてんこ盛りの歌舞伎の様式美で魅せてくれました。

赤毛(!)の石川五右衛門・愛之助丈が何度も何度も千筋の糸を投げるたびに大拍手。
仰げば「創世記」「アダムの創造」が舞台を包む不思議な空間です。
「最後の審判」がスモークで妖しく光り、想像以上の演出効果。
思わず皮剥ぎの刑に処されれてるミケランジェロを探したりして(マニアックな(^^; )



歌舞伎ではお目にかかれないカーテンコールも、千秋楽だからか、サービス満点で。
3時間は長い!と思っていたけど、すっかり魅了されてしまいました。



外に出ると、旧正月3日目の眉月が。
相棒M女史はここで帰京(ありがとう!)、
私のてんこ盛り旅はもう少し続きます。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
息抜きに寄ってみたら、、 (Yukachin)
2018-03-12 22:14:45
あー!大好きな絵を発見!!ロンドンで見た、女の子が提灯持ってるの。カーネーション、リリー、リリー、ローズ ってタイトル 確か。1991年に見たときすごく気になって、2006年に行ってみたら、また会えた。徳島行ってみたいなあ。
結婚式やらスイスのイベントやらで、忙しいこの頃。ちょっと息抜きしたくて、遡って拝見中。そうそう、スイスで古川祭りのパフォーマンスをするんですけどね、その後のステージが阿波踊りらしいです。それにしても、ゆるキャラが変 (笑)
Unknown (kikkoro)
2018-03-15 03:11:28
おおお!徳島のここは超おすすめ!です。
そしてサージェントのこの絵、私も大好きで、
初めて大塚美術館へいった数年前にこの絵の陶板を買ってきて、
今も部屋に飾ってるのよ。
20年位前にパリで買ってきたカレンダーの表紙にもなってて、
そのときから好きだったんだ~~

スイスが日本のお祭りに席巻されそう?
楽しそう~~どんなことするの?見たいな~~
Yukachin、お気張りやす!!!
Unknown (Yukachin)
2018-03-15 15:40:46
トップの写真 見てくださいな。私の努力の賜物です(笑)
http://www.japanmatsuri.org/2018/
Unknown (kikkoro)
2018-03-17 02:50:16
おおお!
蓬莱に白眞弓ではないの!
美しい写真~~これ撮ったの?
Unknown (Yukachin)
2018-03-19 00:11:22
昨年の古川祭りの日、うちに泊まったイタリア人が撮った写真です。ちょうど使えると提供してくれました。飛騨市役所も大喜び(^-^)v
Unknown (kikkoro)
2018-03-19 14:14:22
対象物はもちろん、構図といい色といいインパクトあっていい写真です。

古川祭、来月ですよね~~
一度ぜひ行きたい!と思ってます。(もう10年越し(;^ω^))

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