ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

イタリアの友とクロアチア料理を囲む

2015-12-29 00:44:12 | 美味いただく
151221.mon.

「あの日、飛行機を降りてきたままのように思えますね」とは、
M先生の名言だと思う。

あの日とは、1996年3月末。
2週間余りのイタリア美術を巡る旅で親しくなったお友達と、
今も年に一度、食事会をしている(ほとんどが親の年代に近い大人ばかりですけど)。
ツアーの講師で、当時美術史の編集でもお世話になった美大教授のM先生も
必ず顔を出してくださるのも嬉しい。
19年の間にお二人が鬼籍に入られたけれど、
残りのメンバーは変わらず集います。
そう、まるで、あの日、飛行機を降りたままのような笑顔で。

今年の集合場所は京橋のギャラリー。
「ひょっこりひょうたん島」観劇をご一緒した京都の友禅作歌、
井上清造先生もご一緒に、クロアチア料理に舌鼓を打ちました。



新鮮な魚介料理は共通なれど、
イタリアと東欧の味が混ざったようなクロアチア料理。
本日の鮮魚ハナダイのアクアパッツァ、
一人一尾とはびっくりぽん!

 前菜。五人分ですよ。

 ブルガリアンパスタ(ラザニアみたい)

 ロールキャベツ。イタリアにはない。

 ハナダイ。一人分!

 牛ほほ肉の煮込み。

一品一品、その量と味にどよめきながら、
旅行の思い出から始まって、話は途切れなく続きます。

長年、紫式部に夢中のYさんは、
井上先生が描いた白石加代子さんの源氏物語の衣裳に興味津々。
今年話題の春画展、村上隆展等々アートの話題はお約束、
井上先生とK先生はアールブリュットで盛り上がり、
と濃密な楽しい晩でした。

「五十肩なのよ。わたくし80歳で初めてなったわ」なんておっしゃる
この会のアイドルUさんが来られなかったのが残念!

また春に会いましょう、と手を振る、名残り惜しく濃密な晩。

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