ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

富山へ①

2017-09-19 03:17:43 | 歌を詠む
170826.sat.

9時半に富山着。
書き割りのような綺麗すぎるお城を眺めて、国際会議場へ。

 

 

未来短歌会富山大会。
短歌・文学シンポジウム「家族詠の現在」。



岡井隆先生の基調講演は土屋文明の家族詠の紹介。
意外な歌を残していたことにクスリ。

ミステリー作家の北村薫氏と、未来選者・黒瀬珂瀾氏の「現代短歌のかたち」。
著書に「うた合わせ 北村薫の百人一首」を持つ北村さん、
作品や作者の背景を知らないまま、
意図せず意図したような二首の組み合わせをしていたこともある、と。
黒瀬さんは、そのように二首を選んで読み解いていく手法を
「連歌のよう。作者の意図を置いて、別のひとつの物語が生まれる」

佐伯裕子先生、嘉多昭夫氏、高島裕氏、服部真里子さんによる討論。
・佐伯先生:「家族を言葉で切りとる難しさ」
     子との葛藤、親との葛藤がどう詠まれてきたか

・喜多さん:「介護と男による育児から見えるもの
                ~共生への道を求めて」
      短歌とは「真」を書くこと。
      それによって誰かを傷つけることもある。
      プライバシーの問題は大きいが、腰を据えて書くには
      ファンタジーにするか物語化するか。

・高島さん:「子どもの誕生と育児に向き合う男性歌人の歌」
      大松達知、黒瀬珂瀾、光森裕樹を取り上げる。
      3人とも旧仮名文語体の詠み手。

・服部さん:「家族と暴力」 
      なぜ、家族の中で暴力が起きやすいのか
      なぜ、最近家族の問題(暴力含む)を詠んだ歌が増えてきたのか

開会前と休憩時に、いつの間にか係になってしまった(;^_^A書籍販売を。
北村さんのサイン会、予想以上の行列。

最後は懇親会。

 
朝方まで雨だったようですが、
窓から見えた見事な夕焼けに感動。

 

ホテルまで歩く途中で見た夜の公園の噴水といい、思いがけないサプライズ!


濃い~一日でした。

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