ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

題詠2010 未投稿歌 021~030

2010-06-23 02:19:01 | 題詠2010

021:狐
てぶくろを買いにゆきたし子狐の小さきてのひら雪を受けとる
022:カレンダー
023:魂
ゆらやらと白き煙の中に見ゆ祖父の魂昇りゆくなり
亡き祖母は樹にも花にも魂があるかのごとく語りかけたり
024:相撲
むきになり額に汗をにじませて指相撲する吾と幼は
025:環
太陽に抱き抱えられ照れし月が光にじます金環食の輪
026:丸
「ケンケンパ!」チョークで描いた丸の中長き影連れ跳んだ遠い日
河口にはまあるい丸い石の城長旅を終へしばし安らぐ
027:そわそわ
目の前でそわそわしつつ時計見て友を待つ君子どものやうな
吾の前でそわそわしたる君のいて何を聞いても上の空なり
028:陰
029:利用
レジ袋は何度でも再利用する自治体のために? 地球のために
「犯人に利用されたんだ」目の前で刑事ポツリと視線を落とす
030:秤
天秤座と蟹座の相性イマイチで血液型で釣り合いをとる

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