ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

題詠2010 未投稿歌 041~050

2010-06-30 11:45:01 | 題詠2010
041:鉛
近頃は亜鉛不足の現代人味覚乏しき人間関係
042:学者
フェルメールが描きし天文学者の絵窓から射すは琥珀の光
いつの日か天文学者になりたいと心飛ばせり星図広げて
043:剥
044:ペット
ぺット(RET)とふ検査で癌を発見す予防医学の全盛なりや
045:群
群れをなし夕べに帰る白鷺の森の大樹はぼんぼりのごと
046:じゃんけん
047:蒸
蒸し風呂のやうだったあのヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の中
ジェラシーは蒸籠で蒸してさっぱりと脂落として優しく嫉妬
048:来世
来世も過去も変わらずこの星の小さな生命(いのち)脈々と在る
願わくは生まれ変わりし来世は海月(くらげ)のごとく漂はんとす
049:袋
050:虹

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