ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

題詠2010 未投稿歌 011~020

2010-06-22 00:48:19 | 題詠2010
011:青
ゆらゆらと波にからだをなびかせて青のウミウシ赤のウミウシ
012:穏
013:元気
014:接
015:ガール
016:館
落ち葉舞う文学館の中庭で受け取りし紙片いま何処なり
おもちゃ箱をひっくり返したやうだった児童館の今空き地広がる
地球博ブルガリア館の名物はバラを浮かべたヨーグルトなり
「凡(およ)そ真(まこと)なること」と壁に刻まれし牟礼の図書館に通いたる日々
017:最近 
最近はどうしていますか。こちらでは梅のつぼみがふくらみました。
018:京 
019:押
押し入れは僕の秘密基地だった心を飛ばす果てない宇宙
020:まぐれ
絵筆には意思宿りきて描ききるドリップアートは気まぐれでなし
気まぐれに恋などできぬ早紀だから捨て犬の眼が追いかけてくる
薄切りのすずしろのやうビル街に白き月あり夕間暮れかな
一心にマークシートを塗りつぶすまぐれで当たることを信じて

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