昭和は遠く懐かしいものになった
それも昭和40年代は
おいらの中高生の目覚めの頃だ
近所にバスステーションの建物があり
田舎のことで
バスの乗務員の休憩所と宿泊所も兼ねていた
その宿泊所には
いつもアダルトな雑誌が置かれていた
偶然それを見つけた時は
心弾ませて
ページをめくったのは言うまでもないだろう
それから数年後
銀座の洋書屋で本家のアダルト雑誌PIAYBOYを
みつけてワクワクしながら
ページをめくった
しかし
残念なことに目当ての肝心の部分は
誰が塗ったのか黒のマジックインキで無残?残念な
事になっていた
このインキはバターで消えるという噂を耳にしたが
消えたという話を聞いたことはない
最近その手のアダルト雑誌は日本ではより過激になって
珍しくもなくなったが
果たして其のころの黒塗り前の
グラビアはどんなんだったのかなー
と
物好きにもヤフオクで買ってみた
が
あまりにも健全で
コーフン 擦る こともなく
拍子抜けしてしまった
今のメディアがどんだけ過激なのかは言うまでもないだろう
そういえばあの頃=オイラの20歳の頃
野阪昭如氏が編集長をしていた雑誌に永井荷風作だと言う「四畳半襖の下張」を
復刻掲載して猥褻ということで有罪判決をうけ大騒ぎしたものだが
今は昔の物語だ