里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

マメヅタ(豆蔦)

2015年03月06日 | その他

 

 山裾散歩道でマメヅタから普段見慣れぬ「ノキシノブ」の小型の様な物が伸び出していた

 

 陽当りの悪い谷沿い岩肌にしがみつき、蔓を岩肌いっぱいに伸ばしている。

コケの一種だろうか??それともシダ類??・・・・検索するとコケでは見つからずシダ類でヒット。

 

 どう見ても妙な生き物が鎌首を擡げて居るようでユーモラス。

小さな歯ブラシに茶色のクリーム??・・・。

撮影2015.3.5

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ウラボシ科マメヅタ属:常緑シダ植物

東北地方南部~九州に分布。岩上やや樹皮上に生育し、細い匍匐茎からまばらに葉を付ける。

葉は丸い栄養葉と細長くてへら形の立ち上がった胞子葉がある。

栄養葉は長さ1~2cm、胞子葉は長さ2~4cm、厚みがある。

胞子は線形で中肋の両側に1列につくが、熟すと葉身一面に広がる。


ミチタネツケバナ

2015年03月05日 | 3月の花
 
 
 花も開いてないのに花弁を突き上げる様に種を突き出している。
 
 
ずっと種付け花だとばかり思っていたがどうも様子が違う??
 
 
良く確認するとミチタネツケバナだと言う・・・
 
 
 
殆ど花だけ見てると見分けが付かない・・・・・この時期、陽射しの鈍い日には花も開いてくれない。
 
撮影2015.3.2
 
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アブラナ科タネツケバナ属:越年草

ヨーロッパから東アジア原産、1992年に宮城県から日本海側にかけて侵入が報告された。

関東地方など太平洋側でも見つかっており、既に広範に分布していると考えられる。

道ばた、芝生、庭園などに群生、在来の近縁種タネツケバナに非常によく似るが、果時にも根生葉が生存する、花弁の長さ2~3mm、雄しべ数4本の花が多い、開花が早いなどの点で識別できる。

茎、葉は無毛、葉は羽状深裂し、小葉は広楕円形で頂葉が大きく、卵形を呈し、根生葉の小葉には柄がある。

茎には葉があまりつかない、花期は春。


紅梅、白梅の花

2015年03月04日 | 3月の花

 

今年は山城の梅も開花が遅れた。

久しぶりに山裾散歩道を歩いてみると・・・北風の避けられる陽当たりの良い紅梅の木には・・・・

遅れた分を取り返すかのように只今満開。

同じく近くの白梅は只今三部咲き

 あと一週間もすれば、梅林の梅も満開になり、この山城にも春が来る。

撮影2015.3.2


ニワトコの花芽  

2015年03月03日 | 3月の花

ニワトコの木に若葉が萌え出し、もう卵塊状の蕾が覗いてた。

雨上がり、いつもの山裾散歩道、吹く風はまだまだ寒いが一気に春の気配が漂う ・・・。

 

この時期の若芽を山菜として食用にすることもあるらしいが、子供の頃から食した事はない。

 もう1~2週間も経てば花に出逢えるかも??

撮影2015.3.2

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レンプクソウ科ニワトコ属:落葉低木

本州~九州の山野の林縁に生え、高さ6mほど、下部からよく分枝し、枝は放物線を描くようにのび、独特な樹形になる。

樹皮は黒灰色、厚いコルク質があり、深くひび割れ、枝は褐灰色、若い枝は緑色で、ほとんど無毛。

葉は対生、奇数羽状複葉で長さ8~30cm、花のつく枝の葉の小葉は2~3対、花のつかない枝では3~6対。

小葉は長さ3~10cm、幅1~4cmの長楕円形、先は鋭くとがり、基部は円形~くさび形。

ふちには細かい鋸歯、葉形や毛の有無などは変異が多く、新枝の先に直径3~10cmの円錐花序をだし、直径3~5mmの小さな花を多数つける。

花はふつう黄白色ときに淡紫色を帯び、5深裂してそり返り、雌しべの柱頭は暗赤色で3裂する。

雌しべの柱頭は暗赤色で3裂、果実は核果。

長さ3~5mmの卵球形で、6~8月に暗赤色に熟す。

 


ネコヤナギの花(シベ)

2015年03月02日 | 2月の花
 
寒さの緩んだ2月末、猫の尻尾から濃黄色の頭を持ったシベが飛び出していた。
 
 
検索してみると猫柳は雌雄別株・・・これはどうも雄株の様です。
 
これを見ると春はもうそこまで来てる事を感じる。
 
 
撮影2015.2.28

シキミ(樒)の花

2015年03月01日 | 2月の花

散歩道に咲きだした樒の花 。

田舎では自家用仏花としての樒を裏庭に植えてる民家が多い。

そんな樒の枝に白い蕾が膨らみ、ポツポツ花を開けて居る。

花は花径2cm程、花弁は10~20弁ほど有り白っぽいクリ-ム色、春に先駆け花開く。

また、 シキミの実は、「毒物及び劇物取締法」という法律で、植物で唯一、劇物に指定されています。

撮影2015.2.25

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マツブサ科シキミ属:常緑小高木

東北地方南部以西~沖縄の山地に生え、寺社や墓地によく植えられている。

高さ2~5m、葉は互生、葉身は長さ4~10cmの長楕円形、油点があり、傷つけると抹香の香りがする。

葉腋に直径2~3cmの黄白色の花をつけ、花は両性、花被片は花弁状で10~20個ある。

果実は袋果が集まった集合果、直径2~3cm、9月に熟す。