いつでも見ている筈なのについつい見落としていた・・・・それと云うのも草姿はギシギシそっくり。
野面道のどこでも見かけるが通常のギシギシよりも出合う機会はうんと少ない。
この個体は木津川河川敷道脇にヒョロヒョロ生えていた。
草丈約1m強、行く枝にも別れた枝に段々状に輪生に白く小さな花を付けている。
萼片は6個、大きく白い内萼が3枚、緑の小さい外萼が3枚。
花径は2~3mmと小さく、肉眼ではちょっと確認しきれません。
撮影2014.5.30
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タデ科ギシギシ属
道端、荒れ地、などに普通に生える、ヨーロッパ原産の多年草、茎は細く、赤味を帯び、40cm~120cmになります。
根生葉は長楕円形で、基部は円形~浅い心形で、長さ10cm~20cm、幅3cm~7cmになり、縁は細かく波打ちます。
上部に付く葉は次第に小さくなりますが、すべての葉に柄があり、花期には根生葉は枯れます。
花は枝先や茎の先の節々に多数が輪生し、まばらな総状花序を作り、萼片は6個あり、内側の3個の長さは2.5mm~3mmの長卵形です。
日本には明治時代に渡来、本州中部を中心に、普通に分布しています。
スイバ、ヒメスイバ、エゾノギシギシ、ギシギシ、ナガバギシギシなど、良く似た植物が数種類あります。