里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ヤブジラミ(薮蝨)

2014年06月13日 | 6月の花

まだ10日ほど前、山裾道と言わず河川敷と言わず、この白い花が咲き誇っていた。

夏草の草叢から顔を覗かせ大群生を造っている。

 

よく似たものにオヤブジラミがあるが、あちらは季節が早く、咲く場所も山裾近くと限定されている。

ヤブジラミのシラミはその実が「ヒッツキムシ」に因るためなのだろう??・・・

その名称に係わらず小さな五弁花は、よく見るととても愛らしく見える。

撮影2014.6.2

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セリ科ヤブジラミ属:花期は5~7月

北海道~九州の野原に生え、茎は直立、上部で枝分かれし、高さ30~80cm。

葉は2~3回羽状複葉で羽片は細かく分裂し、両面にあらい短毛がある。

複散形花序を数個だし、更に小散形花序をつくり、小さな白花をやや密につける。

花弁は5個で内側に曲がるり、雄しべは5個。

果実は2.5~3.5mmの褐色で卵状楕円形、刺状の毛が密生し、先端はカギ状に曲がる。

似た仲間にオヤブジラミがあり、小果柄が長い。