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里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ヤブムラサキの実

2013年11月23日 | 11月の花

山裾散歩道、斜面に見えた濃い紫色の実がいっぱい。

家の庭先で同じような実を付けて居るのは、園芸種のコムラサキシキブ・・・・。

それより樹丈は大きいけれど・・・・・実付きはまばら。

野生でも、こんなに色鮮やかな実を付ける。

撮影2013.11.8

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クマツヅラ科 ムラサキシキブ属

ヤブムラサキは宮城県以南の暖地に生育する落葉低木、ムラサキシキブに似ているが、温暖な地方では優勢なのであろう。

全体に星状毛が多く、さわるとビロード状の手触りがあり、ムラサキシキブとは簡単に区別できる。 

初夏に星状毛に覆われた目立たない花を咲かせ、秋には萼の中から紫色の美しい果実が出てくるが、葉の裏に隠れて目立ちにくい。

このような点からムラサキシキブに比べて劣る意味のヤブムラサキという名前を頂戴したものであろう。

しかし、葉が落ちた後の果実は秋空に映えて美しい。


お茶の花

2013年11月22日 | 11月の花

我が山城は宇治茶の主産地、山裾は勿論の事木津川沿いを歩いても、至る所でこの白い花が花ざかり。

ツバキ科の植物らしく花も葉も椿をちょっと小さくしたようなもの・・・

これは木津川脇の野道に独り生、全くてつかずに育った茶の木・・・雑草の様に逞しく育って居た。

花は五弁で花径は約2~3cm、清楚に俯向き加減に咲いている。

こうして見ると同じ椿科、山茶花の花に酷似している。

<これは新緑の頃>

通常山肌の斜面を利用して茶畑が営まれているが、手入れの行き届いた茶畑ではあまり花を咲かせないようにする。

撮影2013.11.11

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原産地は中国南部とされているが確かなことは分かっていない。

中国や日本で栽培される1m前後の常緑低木栽培では普通は1m以下に刈り込まれるが、野生状態では2mに達する例もある。

葉は枝に互生、短い葉柄があり、葉身は長さ5-7cm、長楕円状被針形、先端は鈍いかわずかに尖り、縁には細かくて背の低い鋸歯が並ぶ。

葉質は薄い革質、ややばりばりと硬くなる。表面は濃緑色でややつやがある。

その表面は独特で、葉脈に沿ってくぼむ一方、その間の面は上面に丸く盛り上がり、全体にはっきり波打つ。 花は10-11月頃、枝の途中の葉柄基部から1つずつつき、短い柄でぶら下がるように下を向く。

花冠は白く、径2-2.5cm、ツバキの花に似るが、花弁が抱え込むように丸っこく開く。


セイヨウタンポポの綿毛

2013年11月21日 | 11月の花

野に咲く花のすっかり少なくなった今の時期・・・・・

朝の散歩道で見掛けたセイヨウタンポポの綿毛。

朝露を纏ってちょっと幻想的な姿を見せてくれていた。

健気にもまだこれから咲きだそうとする花も有ったり

撮影2013.11.14


ウシハコベ 

2013年11月20日 | 11月の花

山裾散歩道、林縁で近頃見かける白い小さな花。

 

とは言え春先に見かける普通のハコベより一回りも二回りも大きい葉を付け大きい花を咲かす。

史前帰化植物だと言われて居るが、僕の子供の頃にもあったのだろうか??余り定かな記憶はない 。

小さなはハコベは鶏の餌としてよく採らされたけど・・。

撮影2013.11.8

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ナデシコ科 ウシハコベ属

ウシハコベは路傍や林縁、畑のあぜ道、空き地などに普通に見られる一年生草本、あるいは多年生草本。

麦の栽培とともに伝来した史前帰化植物の1つとされ、暖地では年中生育しており、花も見られる。

発芽も通年であるとされるが、やはり秋に多く、小さな個体では全体に小さく、葉に長い柄があって他のハコベの仲間と区別しにくいが、やがて葉は大きくなって葉柄がなくなり、大型であることを意味するウシハコベの名にふさわしくなる。

花は春に多いものの年中見られ、5枚の花弁が深く2つに分かれているので、10枚のように見える。

このような花はハコベ属に共通したもので、この点からハコベ属に分類する意見もあるが、ハコベ属は雌しべの柱頭が3本に分かれており、5本に分かれている点を重視する意見では、ウシハコベ属にとする見解となる。


ヤマラッキョウ(山辣韮)

2013年11月19日 | 11月の花

ラッキョウとヤマラッキョウの見分けもつかないけど・・・・

山道斜面裾に自生してたからと言う理由だけでヤマラッキョウかと・・・・

濃い赤紫の小さな花を初等の北風にそよがせている。

撮影2013.11.6

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ユリ科 ネギ属

山間の日当たりの良い草地に生える多年草、花茎は長さ30cm~50cmになり、下部に長さ20cm~30cmの線形の葉を数枚つける。

鱗茎は狭卵形(ラッキョウと同形)で長さ2cm~3cm、白色の長い根を多数つける。

葉は鈍い3稜があり中は空洞、傷つけるとネギと同じ匂いがする。

花は花茎の頂部に多数集まってつき直径約3cm~4cmの球状、小花は開平せず直径約5mmの紅紫色~淡紅色で、花被片は6個で雄シベ、雌シベは花の外に突き出す。


ササリンドウ(竜胆)

2013年11月18日 | 11月の花

実はササリンドウと言う種は無いと言う。

それでも、この写真のリンドウはササリンドウと呼ぶにふさわしく、背丈は低く可愛さ一杯に咲き始めていた。

三重県伊賀市郊外、棚田集落、陽当りの良い土手、あちこちにポツポツ自生、咲いていた 。

僕の山城では何処をどう探しても見つからなかった・・・・・。

この植物は里山農家の営みと共成している里山植物だと云う事です。

撮影2013.11.5

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リンドウ科リンドウ属

茎は高さ20~60センチメートル、葉は対生し、披針(ひしん)形で顕著な3脈があり、柄はない。

9~11月、日がさすと、茎頂や上部の葉腋(ようえき)に青紫色または紅紫色の花を上向きに開く。

花冠は筒状の鐘形で、先は5裂、ススキ草原や崖(がけ)の縁、疎林の中などに生え、本州から九州に分布する。


シラヤマギク(白山菊)

2013年11月17日 | 11月の花

 

シラヤマギク(白山菊)とシロヨメナ(白嫁菜)の見分けも自信がない。

花径や草丈などは生育環境差や個体差に依る事も多いので余計にややこしい。

決め手には欠ける様な気もするけど・・・

撮影2013.11.8

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キク科シオン属/多年草

シラヤマギクは北海道から九州、朝鮮・中国に分布する多年草、山地の草原や道ばた、明るい森林中に生育する。

根出葉は卵状心形で長い葉柄がある、花時には枯れるる。葉は長さ9~24cmで茎の上部に至るにつれ小さくなる。

茎に付く葉には翼がある。葉の表面には短毛があり、ざらつく。裏面にも短毛があるが、特に脈上には毛が著しい。

8月頃から茎を出して生長し、高さ1~1.5mになる。茎の上部は枝分かれし、散房状の花序を形成し、ややまばらに頭花をつける。

花期は8月から10月、花は舌状花と中心部の筒状花からなるが、舌状花の数が少なく、間が透けて見える花が多い。


キヅタ(木蔦) の花

2013年11月16日 | 11月の花

我がの散歩道 、木津川上水敷の竹藪で見かけた。

色は違うが、八手の花に何処かよく似た花を付けて居る。

花芯が甘いのか?蟻が沢山忙しそうに動き廻っていた。

撮影2013.11.1

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ウコギ科キヅタ属/常緑つる性木本

北海道南部~九州の照葉樹林の林縁や林内、原野などに生え、茎から気根をだして樹木や岩にはい登る。

大きいものは太さが直径6cm以上になり、樹皮は灰色で皮目がある。

葉は互生、葉身は長さ3~7cm、幅2~4cm三角形または五角形状で、基部は切形またはハート形、花序のつく枝の葉は倒卵形または楕円形で分裂しない。

枝先に直径2.5~3cmの球形の散形花序を1個または数個だし、黄緑色の小さな花を多数つける。

花は直径1cmほどで、花弁は5個、長さ約4mmの長卵形でそり返る。

花盤は暗紅色、雄しべは5個、葯は黄色で裂開すると褐色になる。

花期は10~12月、別名 フユヅタ。


ヒメジョオン(姫女菀)

2013年11月15日 | 11月の花

ヒメジョオン(姫女菀)とハルジオン(春紫菀) の区別がつかない・・・

取り敢えずは秋に咲いてる白い菊科の花だからヒメジョオンだと思うぐらい。

蕾がうなだれて居るのがハルジオンだと言うが・・・・、きょうび季節を違えて咲く皮肉れものもこの時期には多い。

だから全く自信は無いが・・、ひとまずはこれがヒメジョオンだと思う。

撮影2013.11.4

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キク科ムカシヨモギ属

背の高さが50-100cmにもなり、白い花を咲かせる一年草、同属のハルジオンと共に、道端でよく見かける雑草である。

若い時期は、根本から長い柄のついた丸みを帯びた葉(根出葉)を付け、やがて、茎が高く伸びると、根本の葉は無くなり、茎から出る細長い葉だけになる。

茎は初めは枝分かれせず、先の方で数回の枝分かれをして、白か薄紫の花を咲かせる。

花はヒマワリのような形だが、周りの花弁がとても細い。また、ヒメジョオンの花に見えるものは頭状花序で、小さな花の集まりである。

中央の黄色い部分は、管状花といい、周辺の花びらのようなものは、舌状花という。

花の時期は初夏から秋にかけての5-8月、また、花弁の白い部分がやや紫がかる個体が見られることもあるが、これは清浄な空気の中で育った時にできるものである。


ヒイラギモクセイ(柊木犀)

2013年11月14日 | 11月の花

遠くから一目見たときは季節を違えた梅の花が咲きだしたのか?と思ったほど木全体が白い花に埋れてた。

この前、多分10日程前、このコースを歩いた時には気づかなかったのに・・・

銀木犀の様な白い花を付けているけど葉にギザギザの混じったものが有り、これは柊じゃないかと思った

検索すると、どうも柊木犀らしい。

撮影2013.11.4

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ヒイラギモクセイ(柊木犀、学名)とはモクセイ科モクセイ属の常緑小高木。

ヒイラギとギンモクセイの雑種と考えられている。

樹高は4-7mになる常緑小高木、幹にはコルク質のこぶができ、葉は長さ7-10mmの葉柄をもって対生する。

葉身は革質で、長さ4-9cmになる楕円形で、先端はとがり、縁には刺状の鋸歯が8-10対ある。

ヒイラギより表面の光沢は少なく、葉脈の主脈は葉の裏面で突出する。

花期は10月、雌雄異株で、芳香のある花が葉腋に束生、花冠は白色で4深裂し、径約8-10mmになる。

雄株のみが知られており、結実しない。


イヌショウマ(犬升麻)

2012年11月11日 | 11月の花

湖北、山村の神社境内に咲いていた。

てっきりサラシナショウマ(晒菜升麻)だと思って撮影してきたが帰って検索すると葉が違う。

花は殆ど変わらないのに・・・・・。

しかし湖北はもう初冬、この薄ら寒さの中で健気にも咲いていました。

撮影2012.11.7

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山地,丘陵,谷川のほとりなどの林の下に生える,高さ 60 ~ 90 センチの多年草です。

根出葉は大型で2回3出複葉です。

オオバショウマ(大葉升麻)に似ていますが,オオバショウマには葉の表面に短毛がなく,イヌショウマには短毛があります。

夏の終わりから秋の初めにかけて,長さ 30 センチくらいの穂状花序を出し,小さな白い花をたくさんつけます。

ショウマとはサラシナショウマ(晒菜升麻)のことで,サラシナショウマは干した根が漢方薬として使われるのに対して,イヌショウマは薬用にならないのでつけられた名前です。


キチジョウソウ(吉祥草)

2011年12月03日 | 11月の花

毎年庭の片隅を占めるように咲くキチジョウソウ ・・・これが咲くと良いことが有るとか??

去年も咲いたけど今年は大天災・・・

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ユリ科(植物分類体系ではスズラン科)の常緑多年草。日本国内では関東から九州、また中国の林内に自生し、栽培されることもある。

地下茎が長くのびて広がり、細長い葉が根元から出、花は秋に咲く。ヤブランにやや似た穂状花序で茎は紫色、花は白い花被が基部で合生し筒状となっている。

家に植えておいて花が咲くと縁起がよいといわれるので、吉祥草の名がある。


リンドウの花

2011年11月18日 | 11月の花

遅いリンドウの花を里山歩きで見つけた。

最近山歩きを浴するが永らく見た事の無いリンドウの花をこんな冬も近づいたこの時期にみつけた・・・、こんな時期に咲くんだったかなあ??

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本州から四国・九州の湿った野山に自生する。花期は秋。花は晴天の時だけ開き、釣り鐘型のきれいな紫色で、茎の先に上向きにいくつも咲かせる。高さは50cmほど。葉は細長く、対生につく。

かつては水田周辺の草地やため池の堤防などにリンドウやアキノキリンソウなどの草花がたくさん自生していたが、それは農業との関係で定期的に草刈りがなされ、草丈が低い状態に保たれていたためだった。近年、そのような手入れのはいる場所が少なくなったため、リンドウをはじめこれらの植物は見る機会が少なくなってしまい、リンドウを探すことも難しくなってしまっている。

撮影2011.11.16


ツワブキ(石蕗)の花

2011年11月13日 | 11月の花

我が家の庭に今年も咲き出したツワブキ(石蕗)の花、この時期黄色い花が目に鮮やかです。

撮影2011.11.3

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キク科ツワブキ属の多年草、イシブキ、ツワともいう。ツワブキの名は、艶葉蕗(つやばぶき)、つまり「艶のある葉のフキ」から転じたと考えられている。

草丈は50cm程度。地下に短い茎があり、地上には葉だけが出る。葉は根生葉で葉身は基部が大きく左右に張り出し全体で円形に近くなる。長い葉柄を持ち、葉柄は大きく切れ込んだ葉身の中心につく。これらの点はフキによく似ている。その葉は厚くて表面につやがあり、緑色が濃く、若いときには綿毛が多い。花期は10-11月。葉の間を抜けて花茎を伸ばし、その先端に散房花序をつけ、直径5cm程度の黄色い花を数輪咲かせる。


ウメバチソウ(梅鉢草)の花

2011年11月11日 | 11月の花

北摂の棚田の畦道、小さな池の付近で見かけた可愛い白い花。

この時期に白い花かと??、ちと不思議な気もした・・・・

撮影2011.11.3

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ユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草。花が梅の花を思わせる。

根出葉は柄があってハート形。高さは10~40cmで、花茎には葉が1枚と花を1個つける。葉は、茎を抱いている。花期は8~10月で2cmほどの白色の花を咲かせる。

日本では北海道~九州に分布する。山地帯から亜高山帯下部の日の当たりの良い湿った草地に生え、地域によっては水田のあぜにも見られる。世界的には東アジア北部・樺太・千島・台湾から知られる。