我が山城は宇治茶の主産地、山裾は勿論の事木津川沿いを歩いても、至る所でこの白い花が花ざかり。
ツバキ科の植物らしく花も葉も椿をちょっと小さくしたようなもの・・・
これは木津川脇の野道に独り生、全くてつかずに育った茶の木・・・雑草の様に逞しく育って居た。
花は五弁で花径は約2~3cm、清楚に俯向き加減に咲いている。
こうして見ると同じ椿科、山茶花の花に酷似している。
<これは新緑の頃>
通常山肌の斜面を利用して茶畑が営まれているが、手入れの行き届いた茶畑ではあまり花を咲かせないようにする。
撮影2013.11.11
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原産地は中国南部とされているが確かなことは分かっていない。
中国や日本で栽培される1m前後の常緑低木栽培では普通は1m以下に刈り込まれるが、野生状態では2mに達する例もある。
葉は枝に互生、短い葉柄があり、葉身は長さ5-7cm、長楕円状被針形、先端は鈍いかわずかに尖り、縁には細かくて背の低い鋸歯が並ぶ。
葉質は薄い革質、ややばりばりと硬くなる。表面は濃緑色でややつやがある。
その表面は独特で、葉脈に沿ってくぼむ一方、その間の面は上面に丸く盛り上がり、全体にはっきり波打つ。 花は10-11月頃、枝の途中の葉柄基部から1つずつつき、短い柄でぶら下がるように下を向く。
花冠は白く、径2-2.5cm、ツバキの花に似るが、花弁が抱え込むように丸っこく開く。