新潟の選手が一人移籍しました。
そう、今季新潟で一番得点を取っていたペドロ・ジュニオール選手です。
私は開幕の頃、ペドロのドリブルに痺れていました。
新潟の3トップの破壊力は、ペドロのおかげだと思っていました。
でも、もうその3トップを見ることはありません。
移籍のニュースを聞いた時、
前節の敗戦の気持ちを切り替えていた私は、
何かが崩れ去る音を聞いたような気がしました。
(あ・・これで3トップはなくなったな)
その日、会う人会う人と、ペドロの話しをして凹んでいました。
私は、残り10試合の鍵が、ペドロの活躍にかかっていると思っていたので、
それが消えた瞬間、「優勝」も「ACL」の言葉も消えて
むしろ「残留」という言葉がちらついて来ていました。
ペドロがいなくなったから・・・
でも、その日私が話をした人たちは
ペドロがどうだとか、誰が調子良いとか悪いとか、
あんまり気にしていないんですよね。
「新潟」というチームがどうなのかと。いうことを気にしている人たちだから。
アルビは、誰がいるから勝つ・負けるではなく、
新潟に生まれ、新潟で育ち、新潟という名前のチームを応援することが
うれしいと心から思っている人たちには
ペドロの移籍の話しは関係ないんでしょうね。
勝ち負けの数や順位を数えるんじゃなくて、
スタジアムで応援して、勝った時の喜びを得ることに
意味を感じている人たちには。
何かを教えられた気がします。
難しいことを考え、悩んでもしょうがないのかもしれません。
好きなチームを生で応援し、そして勝って、
選手や周囲の人の笑顔を見ることができれば、
もうちょっと幸せになるんだろうな。
でも応援しなければ、その幸せを手に入れることはできないんだろうな。
だったら、勝つことを信じて応援するよ。
誰がいて、誰がいなくなっても関係ない。
「アルビレックス新潟」というチームを応援するよ。
これからも。