脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

とうとう名前を?(ToT)

2019年03月25日 21時30分50秒 | 義母の認知症
昨日。新大阪近くの病院で入院していた義母を迎えに行って参りました。
病院から新しい施設となるグループホームへ送る事も兼ねてです。

病院に着くと既に退院の準備は済んでました。

7階のナースステーションのバックヤードのベッドの上でちょこんと座っている義母に妻が『お母さん♪』と声をかけると、こちらを向いたの義母の表情は、どちら様??と言いそうでした。

『アタシ。K子!わかる?』
『あー。K子さん?はい、はい。』

もう娘の顔も忘れているのです。

認知症は環境の変化で著しく進行するとは知っていましたが。
僅か3週間ほどの入院生活で。
足腰も一層、弱くなり
もう歩行は殆ど困難な状況です。

車椅子で廊下を進みエレベーターに乗り一階へ。

病院の裏口エントランスに車をつけ義母をのせました。
『お母さん。後ろに乗ってる男の人、誰かわかる?』
『?あー。あれや。』
も後ろ私の名前も出てきません。

少しだけショックでした。

新大阪の病院から約15分前後、走って豊中市内のグループホームに到着🏠

その間、全く笑顔もない緊張した表情の義母。
よく笑っていたのに。
私達夫婦が会いに行くと、満遍の笑みで迎えてくれていたのに。

グループホームの部屋へと案内されました。

歩く事は殆ど出来ません。
室内も車椅子。
時々、立ち上がってベッドの脇を手すり代わりにしながら車椅子からベッドへ移動する姿。

つい3年前まで。
自宅の階段を、とんとんとん♪
リズミカルに登り降りしていたのに。

背中は丸く
背骨もゴツゴツ出てる。
『足も痩せてる。』
帰りの車内で妻がポツリと。

残る人生。
少しでも穏やかに過ごして欲しい。

『30年後のアタシなのかなぁ。』
妻が独り言を。
30年後かぁ。
おそらく俺は生きてないだろうなぁ。

親は子供に後ろ姿を見せているのでしょう。

あんなに、しっかりとしていた義母。

働いて働いて。
頑張って生きてきた。

認知症は神様からのプレゼントだと。
とあるサイトで読んだ事があります。
プレゼント?
そんな事あるわけない!と。
その時は思っていました。

今は、ほんのすこしだけわかりかけている今日この頃です。
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