昭和54年頃と記憶してます
まだ20歳そこそこの私。
大阪市北区梅田にある
SONYオーディオ&ビデオという会社に新聞の求人欄にて応募しました。
SONYと言ってもSONY商品を販売する会社でSONYとは何ら関係ない会社でした。
その会社は大阪第一ビルの6階にあり
30名前後梅田には在籍していて
東京や大阪難波など数カ所営業所があったのです。
入社すると
まぁ。無茶苦茶な会社でふ。
あ、別に怒号が飛び交うとか
パワハラは全くありません。
当時は土曜日もお仕事。
福利厚生は全くなく
通勤手当もなく
営業に行くための交通費も自腹。
ね?ひどいでしょ?
ステレオラジオカセットを持って飛び込み営業するんです。
個人宅でなく事業所に。
ステレオラジオカセット。いわゆるラジカセはこれです。
こんなデザインのラジカセで
これにカラオケ🎤マイク、カラオケ用のテープとラジカセを仕舞う鞄タイプのケース
そのセットで72200円でした。
ラジカセ本体の定価は40000円くらいなので実質定価販売でマイクやテープで32000円ほど
そりゃ高いわ!😵😵😵
まず定価って??
それでも買ってくれる方々はおられます。
入社して
給料は60000円プラス歩合
歩合の率はそこそこ良かったですが忘れました。
営業に回る必要なラジカセは自前で購入しないといけませんでした。
私は中古で30000円でマイクとセットで購入
これ分割にしたので毎月10000円天引です。
なので給料は50000円
そこから通勤も自腹。
自宅からバスと京阪電車にJRを使って
お金ないから
親から借りての通勤でんねん。
え?
そんな会社直ぐ辞めたらええやん?と。
昭和のこの頃は転職はなかなかネガティブなイメージだし。
頑張れば給料30万以上も可能と上から言われて頑張ってみようと。
結局は半年ほどで辞めましたけどね。
このお話はまた後日。
この経験はお金では買えない経験で
飛び込み訪問は後々の私の肥やしとなりました。
親から半年で40万近い借金は勉強代として今なら思えます。
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