計画停電が始まって

　17日の空がちょっと変だった。
地震雲というのがあるらしい。この日の空はちょっとそんな感じ。
専門的には違うかもだけど見慣れない雲のような気がした。

本来であれば15日から7連休。
そのうちの数日を母と東北へと旅行に行く予定にしていた。
東北地方太平洋沖地震が有って、さすがに無理だと判断。
その夜に予約したホテルを全てキャンセルした。

だからといって急に「仕事できます！」ともいかず予定通り。
もし人手が足りなければ、声を掛けてくださいと伝え、連休に入った。


14日から始まった計画停電。
都心は免れたようで業務には支障無さそう。

その日、いつものように出勤だと間に合わないので40分ほど早く出る。
西武線が運休となったことから、いきなりくじけてしまう。
たった一駅乗るだけの電車が運休のため、JR駅まではバスを使う。
たまたまスグに乗れてラッキー。でもまるで動かない。
電車が通常の5割位しか動いていないことから車で行こうとする輩が多数。
そりゃそう思うかもしれないけど、この渋滞！！！

なんとかJRの駅近くまで到着。
でも、ん？何やら不穏な空気。この人の列はなんでしょう？



恐る恐る近くに並んでいたサラリーマン男性に尋ねる。

　「この列は何の列でしょうか？」

　『JR中央線上りの乗車待ちの列です。』

な～んて、分かりやすい説明

仕方なく、というか、行かなきゃいけないから並んで待つ。
それが・・・なんてついていたのでしょう！！？
タイミング良かったみたいで、わずか3分ほど待ったら列が進んでいった。
そのまま改札を通れて（規制入場だった）無事乗車！
スムーズに職場に辿り着け、帰りも無事に帰宅できた。
そんな当たり前のことに感謝する日々である。

私達の地域は第3グループ。
14日と15日の計画停電は回避されたが16日からは実施された。
しょっぱなから、夜の停電となってしまい2時間もの間は真っ暗闇。
町も非常用のものしか点されてない。
うちの棟の非常用電灯がどこか初めてわかった！

あとは月明かりだけだった。

集合住宅は電気が止まれば給水用のタンクも動かないため断水になる。
汲み置きをして、ロウソクを用意して、準備万端！
18:20～22:00の間だから、寝てしまってもいいけど寝ない。
息子は寝てしまった。

私は娘とロウソクの灯りで過ごす。


ワンセグで「はじめてのおつかい」を観ていたけど、目に悪いだろうな～。
なぜかスグにトイレに行きたくなった。
心細さが緊張を生むのかトイレが近くなる。
なんと停電中に2人ともロウソクを持ってトイレにいった。

おなか空いたね～。
ガスは使えるので、鶏肉のピリ辛炒めを作ろうとした矢先だった。

ボンッ！復旧。

あ～良かった。電気が使えるってありがたい。
不自由を感じて、当たり前に感謝する。

翌17日は昼下がりから7時までの停電が実施。明るきゃ問題ない～大丈夫。
夜には都心で大規模停電が起こるのではという話だったらしいがなかった。

連休のうち18日だけ仕事に出ることに決定。
私の留守中、昼から夕方にかけての計画停電。
食事の用意と水の汲み置きしておいてから家を出た。
でも明るい時間帯だから気にならないみたいでよかった。

その後、19・20・21は回避が続いているけれど、
以前よりも節電しようという気持ちがうまれているのは確か。