プロフェッショナル・仕事の流儀（10/30） “自閉症”

　ひきこもりと同様、自閉症もキーワード録画している。
こちらは、もうそのまま、自閉である息子を見ているかのようだった。

プロフェッショナル・仕事の流儀　file66 「見えない心に、よりそって」
司会者には、（脳科学者だったんだ）　尾崎豊が大好きな茂木健一郎さん。
この日は、自閉症支援・服巻智子（はらまきともこ）さん。
自閉症スペクトラム障害（ASD）に特化した支援を行っている NPO法人それいゆ、それいゆ相談センター　総合センター長　を務めている。

この方、何度か拝見している。
メディアで、発達障害や自閉症を取り上げられるたびか？
番組に出演していた子供達は、知的障害のない自閉症。
つまり、息子と同じ「高機能自閉症（HFA）」あるいは「アスペルガー症候群（AS）」だ。
この2つの定義はほぼ一緒だけど、わずかにコミュニケーション障害の程度が違うらしく、「高機能自閉症」だと、言語性LD（話す聞くに学習障害）があるようだ。

大体、放送にもっていける子供達は、かなり安定している状態。
自分の通う中学校で自閉症だということを伝えた田中くん。
ここまでいくのは大変！ もう 彼は大丈夫って思ってしまうほど。
そこまでに 到達させることが、とってもとっても大変なのだ。
（うちは学校にも行けないし、外出もまだまだ練習中）

　◆まっすぐな心を信じること（ガラスのように繊細な心）
　　→「伸びたい」 と思っている。
　　　　放置しない。
　　　「わかってるよ」 って伝えたい。

　◆目で見えるもので説明（フォトグラフィックメモリー）
　　→シャッターを押して撮った画像のように頭の中に記憶が残る

　◆やれなかったこと・約束を守れなかったことを引き摺ったとき
　　→紙に書いて破って「終わった」と説明

高機能自閉症といっても、人によって いろいろ。経過も違う。
田中くんは、わずか3年で、みんなの前で話せるまでいけた。
だけど、何十年経っても、あまり変わらない場合もあるだろう。
服巻さんも言っていたが、多種多様！個性は様々・・・当然、対応も様々。

自閉の子達は、感情表現が下手、相手の表情も読みにくい。
空気が読めない、悪気はないのに損な受け取られ方をする。
相手にしていると、ついついイライラしてしまうだろう。

この人は自分の子供でもないのに「かわいい」という。
凄いなぁ～。でも自分の子供じゃないから、そう思えるのかも？
とにかく笑顔で接するところはプロだなぁと思わせる。
そうしたいと思うのに、親は なかなかそうはいかないもの。
でも、たくさん励まされた気がする。

　人は、必ず成長する
　その日は、必ず来る

最後に服巻さんのプロフェッショナルとは・・・？
　『There's always another way.
　　どんな時でも思いこんだものと違うやり方がある、
　　違う価値観がある　って考えることのできる人。
　　それが、プロフェッショナルかな、だと思います。』

服巻智子さん（TOMOKO先生）のブログをみつけた。
ときどき覗いてみようかと・・・。