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読書 音楽 映画について

名探偵エミールの冒険〈3〉  丸裸の男    ジョルジュ・シムノン

2007年12月30日 | 読書記録

シリーズの、三冊目です。

この本の中に、四つの話が入っています。

この三冊めでは、O探偵事務所の依頼人が、始めから探偵を疑ってかかったり、あるいはエミールが依頼されてもいない事件に自ら首を突っ込んだ結果、大金を手にしたり。

いろいろと、面白い本で楽しめました。



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MinimalとかわいいPaninaro

2007年12月26日 | 音楽その他
Minimalという曲を聴くと、なんだか気分が落ち着きます。

you tube Minimal(Live)


Pet Shop Boysのオフィシャルサイトの、メッセージフロムニール…のところでニールが紹介していた、Paninaroに合わせて踊るスヌーピー…かわいい…。

かわいかったのでリンク

Paninaroの、前奏部分で終わっちゃいます。すぐ終わり。
http://www.showstudio.com/projects/movingfashion/movies/index.php/2005/12/16
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2007/12/25

2007年12月25日 | 携帯より

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クリスマス・キャロル―A Christmas carol  チャールズ・ディケンズ

2007年12月24日 | 読書記録

けちのスクルージは、クリスマスも祝おうとしない。
自分の会計事務所の前で、クリスマスキャロルを歌った少年を追っ払う。

そんなスクルージがある日家に帰ると、既に亡くなった、以前の共同経営者、マーレイの亡霊が現れる。



ランボーと同じ、19世紀の文学作品。

クリスマス云々については、宗教のことも絡んでいるだろうから、それはそれで横に置いておいて。


スクルージはいろんな幽霊にいろんな風景を見せられて、結局改心するが。

別にいいじゃないか、と思った。
人にはその人だけの人生が、物の考え方が、価値観が。


そう、一人一人別の物が、あって当然だよなぁ。


そんなことを思いました。
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ランボー全詩集  アルチュール・ランボー  Arthur Rimbaud  宇佐美 斉 訳

2007年12月20日 | 読書記録
ランボーといえばフランスの詩人。
…あと、ランボーとヴェルレーヌの恋愛を描いた映画「太陽と月に背いて」をビデオで観たことがある。
この本を読む前は、その程度の知識でした。

「太陽と月に背いて」では、まだ若くてきゃしゃな体つきで、髪の長いレオナルド・ディカプリオがものすごくかわいらしかったこと。
あと、ランボーとヴェルレーヌが些細な事で、しかも感情もあらわにけんかをするので、なんだか小学生の男の子同士のけんかを見ているみたい…と、ちょっと呆れてしまった記憶があります。
ラストで、ヴェルレーヌがレストランのような場所で、ランボーの幻を見るのだけれど、そのシーンは少し感動的でした。



詩というのはやはり、元々書かれた言語で読むのが一番いい鑑賞法なのではないかしら?…という思いからか、外国の人の書いた詩集は、今まであまり熱心に読んだことがないのですが、、、

最近チラッと目にした「教養のためのガイドブック」とかいう本に”この本は読んではいけない”と言う項目に、ランボーの「地獄の季節」と言うのがありました。
それで読んでみようかな、と思ったわけです。

「教養の・・・」という本は、どうも大学生くらいの若い人向けに書かれた本のようで、「まだ自我が出来上がっていない若い人には進められない云々…」とありました。…ので、もういい年した私は読んでもかまわんだろう。。。
。。。と言うか、二十歳くらいのときにこういう文面に出会っても、結局読んじゃっていたりして。


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

ランボー全詩集

*前期韻文詩
孤児たちのお年玉
感覚
太陽と肉体
(以下略)

*後期韻文詩

カシスの川
渇きのコメディ
(以下略)

*愛の砂漠(散文)

*地獄の季節(散文詩)
*****(←こういうタイトルの詩が始めにあるのです)
悪い血
地獄の夜
錯乱Ⅰ
錯乱Ⅱ
不可能
閃光

別れ


*イリュミナシオン
大洪水のあと
子供のころ
おとぎ話
客寄せ芝居
(以下略)


*補遺
①初期散文習作
〔物語〕
シャルル・ドルレアンのルイ十一世宛書簡
僧衣の下の心
②淫猥詩篇
③書簡抄

*略年譜
*訳者あとがき


前期韻文詩は、宗教絡みのもの、しかも皮肉ったりあざけったりしているようなものが多い。

私が驚いたのは、ランボーがこれ(前期韻文詩)を書いたのは10代の半ばだと言うのに、その作品の中に、ありとあらゆる知識、が、これでもかと言うくらいに頻繁に詰め込まれていること。
ギリシャ神話を始めとするあらゆる文学作品の登場人物、解剖生理学の専門用語、…この子は、字が読めるようになった時から、片っ端から本を読んでいたんだろうな、と思った。

これらの初期の詩を読んでいると、宗教や政治、…あとその当時の道徳観念のようなものにたいする、物凄い怒りを感じる。
それだけでなく、自分自身に対しても彼は意地悪く、辛らつに攻撃している、と感じました。


巻末の略年表を見ると、15、6歳の頃、何度もパリまで出奔(…要するに家出の事ですよね)し、当時政情が不安定だったのに、パリを徘徊したりしている。


若いとはいえ、突発的に行動を起こさずにはいられない、彼が書く詩の世界そのままに、怒ったり、苛ついたりしていたのかな。…などと思った。


地獄の季節…これは散文詩。
これをどういう意味にとるかは、読む人に任されるべき…というか、読む人の自由だと思う。

私はこれは、ランボーがヴェルレーヌと過ごした、ロンドン等での日々、彼との間に起こったいざこざ(ヴェルレーヌはランボーに向けて銃弾を発し、ランボーは左手首を負傷、ヴェルレーヌは逮捕されたりしている)
…そういったものを経験した上で、心の中からあふれ出て来るものを、思いのままに書き綴ったのではないかな、と思った。

イリュミナシオンという詩集、これに関してもどうとらえるかは鑑賞者の自由だと思う。
この本、最初から最後まで訳者の方の注が、これでもかと言うくらいに大量に書き込まれており、最初は(ずうずうしくも)[邪魔だなぁ…]などと思っていたが、少し読み始めるとすぐに、あぁ、注を参考にする事なしに、ランボーの詩を鑑賞するのは無理だ、と気付いた。
注を参考にしても、意味の分からない詩も多々あるが、それはそれでやはり読み手の自由だとおもう。
どう鑑賞するかは自由だと思う。

ランボー自身も、すべて読み手に分かるように…などと望んでいないと感じた。

それどころか、読み手を翻弄して嘲笑っているかのような印象を受け、なぜかそんな所にも魅力を感じずにはいられなかった。


ランボーは、20歳を少し過ぎた頃に、詩作も文学もきっぱり捨ててしまった。

詩にも文学にも、ヴェルレーヌとのいざこざも含めて、思い出したくもない程に愛想が尽きてしまったのか、それとも、…。

真意は、本人にしかわからないのかもしれないが…。
巻末の略年表の詩をやめた後の人生を読み、まるで昔書いた詩の内容そのものを実行に移しているのでは、と思った箇所もあり…。


ランボーは、ストイックに自分の理想を追い求め、自ら、命を縮めてしまったのかな。
そんなことを思いました。

イリュミナシオンの中の”岬”という詩に「日本の木の梢を傾けている奇妙な公園の斜面、…」という言葉が出て来ます。

同じくイリュミナシオンの“首都の景観”という作品にも、「ここは、ライン川のかなたや日本やグアラニのおとぎ話めいた貴族たちが領有する土地であって、…」という一節もあります。

「日本の一番大きい島」と言う言葉も、確かにどこかのページで見たんだけれど、探してもちょっと見つかりませんでした。


太陽と月に背いて(1995) - goo 映画


wikipedia---アルチュール・ランボー

私にフランス語が読めたらなぁ…ぜひ原文を読んでみたいものですが、フランス語を覚えようと思っても、フランス語はいと遠し…。
老後の楽しみに…しようかな。
いや、無理だな。うん。


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老婦人クラブ―名探偵エミールの冒険〈2〉 ジョルジュ・シムノン

2007年12月17日 | 読書記録

全4巻の内の、2巻目。これ一冊の中に、三つの話が入っています。

文章は簡潔なのに、内容が入り組んでいて面白いと感じた。


この、O探偵事務所、表向きの所長トランス(元刑事)、表向きさえない赤毛のエミール(実質的にはこの人が主なブレーン)、悔い改めた元スリで、いろんな細かい調査をするバルベ犬(…いくらあだ名でも、犬は酷いんじゃないのかな…)、秘書のマドモアゼル・ベルトの四人から成っています。

第二巻を読んで特に思ったのは、エミールって、ほんとに奥手なのね……。

…てことでした。




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2007/12/15

2007年12月15日 | 携帯より

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テレビジョン ジャン=フィリップ トゥーサン  Jean‐Philippe Toussaint

2007年12月11日 | 読書記録
主人公は、大学の先生で、ひと夏を家族(4歳の息子、妊娠中の妻)から離れて、研究に専念するためベルリンで過ごすことに決めた。
ある日、主人公は今後一切テレビを見ることをやめる、と言う決心をし…。

ひと夏を研究のために…といいつつも、この主人公、割とだらだらと過ごしていてあまり仕事に精を出していない…、と思うのは私が日本人だからですか。
友達とお茶したり(そのくらいはまあいいにしても)知り合いの人の操縦で、ヘリでベルリンの空の旅なんかしている。

しかし、それ〈仕事〉よりも、テレビについていろいろと思うをめぐらせているところが良かった。

「テレビの特徴のひとつとは、テレビを見ていないときでも電源さえ入れればそこで何かが起こっているかもしれない(・・・)と思わせることなのだ。だがもちろんそうした期待はむなしく、常に裏切られる。なぜならテレビを介していかなる大惨事や慶事に立ち会えたとしても、われわれ個人の暮らしに生ずる些細な出来事のほうが、われわれにとっていつだってより重要なものだからだ」

特に最後のほうの文、われわれ個人の暮らしに生ずる出来事のほうが大事、って言うところ、特にテレビ好きなうちの家族の人に、声を大にして言いたいわぁ~…。
本当にそのとおりだと思いましたので。

あと、この主人公、アパートの隣人〈老夫妻〉にバカンスに出かけるから、その間、植物の世話をお願いね、と言われ、しぶしぶ引き受けているがほんとに何にもしていない。
ほったらかしで枯らしまくっている。
まぁ、世話を頼んだほうも隣人愛に期待しすぎだと思うけど…。
その中でも寝室においてある立派なシダ、これも枯らしそうになって慌ててショック療法なんか施している。
それを、バカンスから帰ってきた夫妻に見つかりそうになりあたふたしているところが面白くて笑ってしまいました。

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ドーヴィルの花売り娘―名探偵エミールの冒険〈1〉 ジョルジュ・シムノン

2007年12月10日 | 読書記録

世界でも有名な(大げさ…と思うけど、本文中にこう書いてあったしなぁ)O探偵事務所。
そこの平社員…と世間様には思わせておいてその実、探偵事務所のボスである赤毛のエミールがいろいろな事件を解決してゆく。

なかなか面白かったです。
全4巻らしいので、また続きを読もうかと思っているところです。


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モーツァルト 作品集1 交響曲第39番 レクイエムほか

2007年12月05日 | 音楽その他
ディスク:1

1. 交響曲第39番変ホ長調K.543

交響曲39番は、途中から三拍子になる。
当時は珍しいというか、三拍子はダンスの音楽、だから交響曲で三拍子は邪道、…ということだったらしいが、この曲を初めて聴いたときはそんな事は知らなかったし、特に違和感もなかった。
明るく、楽しいと言った感じの交響曲です。


2. 交響曲第40番ト短調K.550

40番は、短調で悲しげな旋律なんですが、そこがまた良いです。


3. 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」

41番は、モーツァルトが書いた、最後の交響曲。
ハ長調で…この曲を聴いていると、何でそんなにハイなの?と聞きたくなるほど明るく堂々としています。
第四楽章のラストなど、ほとんどファンファーレのようです。



ディスク:2

1. ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
短調の、地味で暗いピアノソナタ。
私は余り好きな曲ではありません。



2. レクィエム ニ短調K.626

第1曲イントロイトゥス
最初聞いたときはおどろおどろしくてとても聴く気にならなかったのですが、最近では気分の悪いときにレクイエムを聴くと案外気分が落ち着くことを発見しました。
以来時々聞いています。
第1曲は合唱の曲。

第2曲キリエ
これも合唱。しつこいくらいに同じような旋律が出てきますが、その旋律が好き。
第3曲セクレンツィア
・ディエス・イレ〈怒りの日〉
この曲はテレビなんかで流されていて有名なのかどうか知りませんが、このCDで聴いたときにあれ、この曲聴いたことがあるな、と思いました。
この曲も好きです。
・トゥーパ・ミルム
これは、最初バスの独唱→テノール→アルト→ソプラノの独唱へと歌い継がれていく部分がありますが、そこがとても美しいので好きです。
・レックス・トレメンデ
・レコルダーレ
・コンフターティス
・ラクリモーサ〈涙の日〉
この曲の8小節目でモーツァルトの筆が途絶えた、とブックリットの解説にあります。
最初から、悲しい気持ちが伝染して来て、頭を抱え込みたくなるくらいにもの悲しい旋律です。

この曲以降は、モーツァルトではない作曲家が書いている、って事を知っているせいなのか、あるいはモーツァルトが書いていないから惹きつけられないからなのか、どっちなのか分かりませんが、あまり聴く気になれない曲が多いです。

第4曲オッフェルトリウム
・ドミネ・イエス
・ホスティアス
第5曲サンクトゥス
第6曲ベネディクトゥス
第7曲アニュス・デイ
第8曲コンムニオ


12月5日はモーツァルトの命日。

wikipedia モーツァルト








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