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砂の造形大会

2024年07月10日 | 
夏休みに子ども会で海に行き

砂で大きな亀を作った

まわりには他の子ども会がたくさん同じように砂で造形物を作ってた

まずは海の水をくみに行くところから始めた

6年生も1年生も、3年生の私もみんなして手分けして砂の亀を形作る

裸足の足に当たる砂の感触が心地よくてたまらなかった

出来上がった大きな亀はピカピカ夏の太陽に光って輝いて見えた

みんなで作った亀 かわいい大きな亀

その後 みんなで他のグループが作った造形作品を見て回った

どれもみな美しかった

キラキラした夏の確かにそこにあった思い出




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遠足

2024年06月23日 | 
おにぎりとお弁当水筒お菓子も持って

バスに乗り込み 向かった先は

秋の落ち葉が敷き詰められた美しい道のある公園のようなところ

落ち葉を踏みしめるパリパリとした感触がわたしを夢中にさせた

先生は私があまり写真に写ってないと心配し

一人で撮ってあげると言って私にカメラを向けた

そこへ次から次へとクラスメイトがやってきて結局一人では撮ってもらえなかった

幼い頃のこうした美しい思い出は

いつだってわたしの心を郷愁でいっぱいにさせる




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お母さん

2024年05月28日 | 
私のお母さんは苦労人だ

私のお父さんは病弱で、若い頃から夫の代わりに働く必要があった

結婚式場の配膳係、工場の工員、スナックのママなんでもやった

そうして私とわたしの姉の教育費を払ってくれた

仕事で疲れてビールを飲んで居間で寝てしまった母

ビールやおつまみの残骸を片付けながら

お母さんの寝顔を見ていた

なんでも相談できる間柄ではなかった

お母さんは機関銃をぶっ放すようにしゃべる 人の話など聞いていない

私は悩みがあってもお母さんにも他の家族にも話せなかった

それでもお母さんはいつでも元気に周りを圧倒しながら生きている

圧倒して圧倒し続けもうすぐ82年

誕生日にお母さんの好きな花を贈ろうと思う

今年の誕生日、たのしみにしててね、お母さん



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歌姫

2024年05月28日 | 
時々ついていけないと思う

時々聞き惚れるけど

時々私には分不相応だと思う

あなたのことをみんなが褒める

天才とか才女とか

私はそんなこと言わない

誰にも言わない

自分だけで完結すればいいと思っている

自分の中だけで


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ブラスバンド

2024年05月10日 | 
12歳の頃 音楽と出会った

初めての楽器は クラリネット

楽譜の読み方も 初めてだった

みんなで合奏 楽しくて

夢中で楽器を吹いていたあの頃

楽しかった部活動 いつまでも忘れない

コンクールにも出た  私の大事な大事な思い出
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2024年05月07日 | 
月の赤ん坊という歌を聞いていた

病院の非常階段から眺める月は

美しかった

冷たい夜空に輝く三日月

そのひとときだけ 悩みを忘れられた

まだ平成になったばかりの頃

まだ19歳だった頃

まだ若いんだから大丈夫よ、と言われても

何がどう大丈夫なのか理解ができなかった

絶望を抱いて線路沿いを歩いていたとき

夜空に輝いていた美しい満月

わたしを連れて行ってくれればよかったのに



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つらい思い出

2024年04月27日 | 
つらい思い出を水に流すのではなく

りぼんをかけて大事にしまっておく

いつでもリボンをほどいて取り出せるように

きちんとしまっておく

私にしかわからない つらかった事柄を

いつまででも覚えておく

いつかなぜあんなことになったのか 理由がわかったときに

自然とりぼんがほどけて 思い出自体もそれほど重要じゃなくなるかも


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入院中

2024年04月19日 | 
ひとり病室を離れて
つめたい月を見ていた 非常階段

下を見ると 飲み屋帰りのサラリーマン 仲間で群れ歩く

私と違って自由があっていいなとうらやましかった

学校にいけなくなって数ヶ月

これからどうしようか 考えても分からなかった

何もかもが不安定だった

ふと見上げると 冷たい月

今の自分を許すことで精一杯だった19のとき

友は皆 目標に向かって突き進んでいるというのに

自分は病室で立ち止まっている

そんなわたしをやさしく照らす 冷たい月
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くやしい

2024年04月13日 | 
くやしい思い出は たくさんある

後悔しても仕方ないのに わたしの心を悔しさが覆う

思い通りにならないことは山のようにあって

いつもわたしを戸惑わせる

悔しくて戸惑いながら生きている

ほんの少しの楽しいを探しながら


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帰り道

2024年03月31日 | 
学校からの帰り道 わたしは小学三年生

引っ越してきたばかりで 一緒に帰る友だちはまだいなかった

道端には春の花 シロツメクサ れんげ 名も知らない青い花

それをいくつか取って花冠にする

青臭い花の香り

歩きながら 

風は温かい 春の風 

日差しも降り注ぐ

穏やかな春の日の、学校からの帰り道

静かに楽しかった私の思い出
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とけい

ぽいんとぼきん