国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

さようならレガシー

2008-12-18 16:35:02 | 仕事
一人に一台の車がないと、動けないNZ。
しかし、この不況と私の仕事の収入が低いため、車を一台にする事にして半年以上が過ぎていた。
早く売らなければならなかった1台を、遂にきのう売ったのである。

2000年式、スバルレガシー白。
日本からの輸入車で、4年乗り、125000km走った。
南島3週間旅行にも行った。
北の果てまでもキャンプ旅行した。
いつも犬もいっしょだった。
だから、犬のにおいも毛もいっぱいついている。

こんなのが売れるんだろうか、と思いながらも,一生懸命掃除、ワックスがけをしただんな。
私は、少しでも犬の毛がとれない物かと、ガムテープや洋服ブラシなどをかけてみたが、とても完璧には無理だった。

救いなのは、この車種は、NZではとても人気がある。
オークションサイトに出ているだけでも、3000台もあった。

半年以上オークションサイトに出していて売れなかったのは、多分値段を高く設定したからであろうが、1ヶ月くらい前から、カーナビをつけて、$6900にします!と載せたら、少しずつ電話がかかって来始めた。

それでもまだ高かったらしく、じゃあ買いますと言う人はいなかった。

そして、クリスマスが近づき、だんなもカーナビ無しにして、値下げをしたら、どんどん電話がなった。
景気が悪くても、やはりお金を使う時期になって来た事も幸いしたのだと思う。

かくして、ビジネスマン風の20歳前後の若い男性が、ご両親と一緒に見に来て、テストドライブをし、$6000で決定。

ウチにも犬がいるから、におうけどいいです。と言ってくれた。

その若い男性は、キウイには珍しいきちんとしたオボッちゃまのように見えた。
初めての,自分の車です。と、それはうれしそうに運転席に座り、去って行った。


思えば、この半年。売れないうちは、ストレスの元だったが、売れたと聞くと,急に寂しくなるものである。

私も、正直なところ、この車が今までのった中で、一番安全性を感じる安定感があった。

寂しいような、ほっとしたような、複雑な気持ちで見送った。



8×4

2008-12-16 11:39:47 | 仕事
二の腕が太くなって来たと言う事を先日改めて感じたが、さて私はきのう珍しく仕事の面接が入った。

そこで、いっちょうらのスーツを着たのであるが、これがまた前に増して小さくなっている。

苦しいなあと思いつつ無理矢理着ていった。それしかないからである。

さて、帰りには、真夏の前の梅雨のような蒸し暑さになり、この国ではめったにかかない汗を、私はかいた。

それは、脇の下にである。

ここでばらしてしまうが、実は私は、最近まで脇の下に汗をかくという体験をした事がなかった。

いや、かいていたとは思うのだが、かいてもシャツにシミが出来るほどなどという経験は全くなかったのである。

だから、正直言って、学校の部活などでも8×4と言うスプレー類は、全く縁のないものだった。

子どもの頃は、やせていて、栄養失調の子などと言われた事もあった。私で栄養失調では、今の日本の若者はみな飢餓に瀕した子どもだろう。

とにかく、時は流れてちゃんと中年太りし、そうして汗をかくようになり、気持ち悪いもんだなあと思うようになった。
しかし、発見。腕をちょっと体から離して浮かせるようにすると、すーと涼しい風が入る事がわかった。

腕を広げて、いかつい構えになっている自分を見て、ある事を思いだした。

それはインコである。

インコも、夏の暑いときは、いつもあんな風に羽を浮かせていた。

今、私にはあのインコの気持ちがよくわかるのである。

(ネットで見つけたりりーちゃんというインコさんに、ご協力いただきました。)




怒った!

2008-12-12 19:16:12 | 仕事
また職場ネタであるが。

その日は、またよく混んでいて、10個あるレジがすべて開かれ、どこにも3人ほどが並んでいる状態だった。

あるレジに、スーパーバイザーの一人が入っていた。
レジのプロセスをしている所の後ろ側が、隣のレジに並ぶ人たちから筒抜けの構造になっている。

スーパーバイザーの後ろに、2歳か3歳の男の子が、買い物用カートに乗って座っていた。つまりそれなりに高い位置にいたわけで。

彼は、どうやらスーパーバイザーの後ろから、蹴ったり、何かとうっとおしい事をしていたらしい。例によって、子どものする事に興味関心のないヤンママが、何もとがめなかった。

だから、スーパーバイザーも、レジの仕事をしながらも何度もたしなめたんだと思う。
が、次の瞬間、
STOP DOING THAT!
YOU SHOULDN'T KNOW SUCH A WORD IN YOUR AGE!!
という怒鳴り声が店中に響いた。

この女性、いつもとても朗らかで親切で、客にはもちろん、スタッフにも心遣いも細やかな英国人である。
このいつも笑顔の人が、怒ったのだ。

しかし、2-3歳の子が、人に叱られて返した言葉も,遠くにいた私にさえはっきり想像がついた。
だから、彼女の怒りはもっともだ!と思った。

私も前の職場で、○○はこの店に置いてない、と言うと、よくFワードを吐かれた物だ。すぐにそういう言葉を使う低俗な奴らは、入店禁止と書きたかった。
もう二度と来るな!とのどまででかかっていた人間である。
だから、そのスーパーバイザーが客を怒鳴りつけた事が、私には震撼であった。まさに、惚れ込んでしまった。

そして当然注目はその子どもの母親に向いた。
恥ずかしくなった母親は。
マネージャーを呼んで。といい,なんと、カスタマーサービスに対するオフィシャルコンプレイン(正式な苦情の申し入れ)をしたという。
バッカじゃなかろか!

だれもがそう思ったに違いない。

人に迷惑をかけている子も叱るのも、カスタマーサービスじゃないだろうか。
それを許したら、他の人が嫌な気分になる。店の格が落ちる。客が離れる。
こういう人がいて、ほんとうに、ほんとうによかった!と今も腹の底から力がわいてくる。

バイリンガル犬の理解度

2008-12-10 04:01:33 | 仕事
飼い主のひいき目を出来るだけ出さぬように、うちの犬の言語機能について書いてみようと思う。
ラブラドールレトリバー 黒 9歳半
3歳のとき飼い主がイギリスに移住するので里子に出される 哀 が、それが縁でうちにきたという生い立ち


理解している言葉

日本語
 
ゴハン 
トモダチ 
ジョイジョイ(自分のあだな)
コラ! 
食べる?
○○ちゃんのとこ、行く?
ウィーウィー、出る?
お耳、する?(耳掃除)
パン、好き?
ゴハン食べた? (答えは必ずノー)
マックス君(隣のキョーボーなハイジャンプが特技の犬)


英語 
  
Banana
Apple
Wee Wee (おしっこの幼児語) 
Number 2
Sit
Down
Up
Stay
Come here
Good boy
No  
GIve me five
Go to bed
Are you sorry? (家の中でそそうをしたとき、腹をみせて服従のスタイルで固まる)
飼い主の名前
Nana
親戚の名前(多分)
Did you have dinner? (答えは必ず No)


彼の犬らしからぬ行動

スマイルする
鼻息でしゃべる (フン!と言う音でその音量を調節することで怒りを表す)
雨が降っていると、外に出るのを躊躇する
泳ぐの嫌い
ボールとってコイなんてやってられっか

おすぎ先生はやはり素晴らしい

2008-12-08 18:24:03 | 仕事
ここによく登場するおすぎ先生は、おすぎとピーコのようなしゃべり方をするので、私が勝手につけたあだ名である。

ど~も、おしゃべりが過ぎるので、この人、ほんとに患者を診てる?と心配になる私であったが、今日は見直した。

だんなが先週末から体に発疹が出始めた。それを診てもらおうと医者に行ったら、担当医が風邪でお休みだった事は書いた。そのとき、臨時で診てくれた人は、残念ながら、対処療法しかしてくれず、ナニが原因かというのを追求してくれなかった。

もちろんそのときすぐには、原因や病名をいくら医者でも断言はできないので、血液検査となるが、最初の医者はそれをしなかったのである。

そして、腫れはひいたものの、他の箇所にもぽつぽつ出て来たので、本日もう一度医者にかかっただんな。

今日は、おすぎ先生がちゃんと出勤していた。

おすぎ先生は、まずプラッドテスト!そして、もう少し強い薬を点滴でうつ。ACC(NZでは、不慮のけがは政府が全部医療費を出す)でカパーして無料治療にする。などを、とんとんとんとこなしてくれた。

ありがたい話である。

すごい!おすぎ先生!!見直したわ!

驚きの不況

2008-12-08 18:04:49 | 仕事
新しいパートの仕事を始めて1ヶ月が経った。
ずっと何社も履歴書を送り続け、何かの可能性はない物かと商店街を歩き、仕事の空きを聞き、押し付けるように履歴書を置いてきたりとしていても、全くいい反応がない。
まずウエブサイトで申し込んでも、95%は返事なし。
やっと返事が来たと思ったら、残念ながら。。。の決まり文句か、人材派遣業。で、面接に来てくださいと言われたと思ったら、ただの登録会だったり。
パス通勤範囲、夜は働かない、土日のどちらか1日を休みにする、という三大原則の枠を外さないと、とても私には仕事がまわってこない事を痛感。

今日は、そのうちのいくつかのたがを外して、夜のフィルアップ(棚に物を並べる仕事)をするパートの仕事をもうひとつしようと、申し込んでみたが、今、たくさんの人がウエイティングリストに入っていますと言われてしまった。

驚きである。こんなに仕事の道が塞がれているなんて。
今回ばかりは、人種の事が原因ではなさそうだ。

ヘンな英語?ヘンな日本語

2008-12-06 05:17:09 | 仕事
この国の人は、親日家が多いのも確かである。

先日私が仕事場で、いつものパッキング(袋入れ)をしていたら、あるおじさんが、乾杯!という。

なぜ、私に乾杯というんだ?と数日わけがわからなかった。

しかし、きのうバスに乗っていてわかった。みんな、降りるときや、券を発行してもらったときに、運転手さんに言う、あれ。

Cheers! のことだったのだ。

英国語圏では、ありがとう!のかわりに、チアーズをよく使う。

多分このおじさん、どっかの日本人をつかまえて、チアーズを日本語で言うと?と聞いたんだと思う。

それで、その場合によって意味が変わる事の説明不足のため、乾杯の意味しか教えてもらわなかった物と思われる。

あのとき、気がついていれば。。。おじさんは、今後もあの言葉を正しいと信じて疑わないだろう。

ちなみに、街の中心部にchinchin(乾杯)という名前のイタリアンレストランがあり、日本語を生半可に知っているだんなは、そこの前を通るたび、他のキウイのトモダチに、これはね、日本語では、○○○○という意味なんですよ!と毎回言っている。


医者の不養生

2008-12-05 21:47:22 | 仕事
きょう、だんながちょっとした皮膚のトラブルでいつものかかりつけの医者、おすぎ先生の所に急遽行くことになった。

予約を取ろうと電話をしたら、今日はおすぎ先生は休暇です,と言われた。

そこで他の先生に見てもらうことになり、時間に行ったら、なんと受付でおすぎ先生とバッタリ。

だんなから見ても、彼は非常に調子が悪そうだったと言う。

ーーーどうしたんですか?

風邪です。

ーーーおお、それはいけませんね。たくさん水分をとって、よく休んでください。

はい。

この会話、前者がだんな、後者がおすぎ先生だった。


スーパーで食べる人

2008-12-04 12:56:46 | 仕事
フルタイムの仕事を探しつつ、このスーパーでフルタイムになれるのか、なりたいのか、を考えつつ、毎日を過ごしている。

今は私はパッキング係といって、レジスターを通した物を、袋に入れる係。言ってみれば単調であるが。

今時、こんな丁寧な店もあるのだなあ、でも人手を切ろうと思ったら、いつでも半分にできるだろう。と思っていたので、正直言って、いつかはこのパッキング係はいなくなると何年も前から思っていた。

しかし、このスーパーだけは,他の所と違って、その習慣を続けているのである。

だから、私にも仕事が回ってきたともいえる。

姪っ子が言うには、その方が混雑を避けられ、人の流れがいいから早い。との事で、なるほど!とうなってしまった。

それにしても、このスーパーのカスタマーサービスは、私が見た中でNZ一を誇ると思う。日本のカスタマーサービスにも劣らないくらいすごい。このご時世で、湯水の如く包装紙やスーパー袋を使うあたりも。

ところで、この国では、スーパーで買い物している間に、つまりお金を払う前に、物を開けて食べてしまう輩がいる。

グラム売りをしている商品を、はかる前に買い物中に食べてしまって、払うときに安くすませようとするずるい人が。

この国では、かなりのセレブでも、そういう人をみかける。

ところが、このスーパーでは、違った。

レジに持ってきた4人の子ども持ちの若いお母さん、悪い事とは知りながら、、と、開いたスナック菓子の袋と、ちぎったあとのあるバナナを差し出した。

このときレジを打っていたベテランの女性は言った。

『小さいお子さんのことだからわかりますが、これをしていると、店内のカメラに写り,次回からあなたがマークされる事になります。今後はやめてくださいね。』

そういわれて、若いお母さんは、ソーリー、気をつけます。といい,ひえーっと私の方にも顔を向け、しまったーという顔をしていた。

またそういう素直な人が多いのも、この地域の特徴だと思う。

しかし、私としては、このベテランのチェッカー(レジ打ちの人)にその場で拍手をしたいくらい感動した。

こんなNZのスーパー、初めてだ!!と。

これもすべてマネージメントが非常にしっかりしていて、きちんと機能している証拠だなあと。

日本にいる人には、こんな話、当たり前すぎるくらいくだらないだろうが、NZでは、こういう道徳観と言うのは非常にまれにしか見ないのだ。

ここは、社会のあるべきマナーが守られているすごいスーパーなのである。



ジェームスボンドの体をめざす

2008-12-02 16:56:44 | 仕事
私たち夫婦は甘い物が大好きである。

チョコレート摂取量は、多分どこよりもかなり多いであろう。

それで、だんなは結婚前に比べこの15年で30kgも太ってしまった。

家系や体質あれど、これはいくら何でも多すぎである。

私がクッキーやらチョコレートを買ってくるから、いかんのだ!とだんなは言うが、最近は奥の方に隠しておいても、探し出して食べている。まるで子どもの頃の私のようである。

そしてまたこの季節がやってきた。

NZでは、クリスマス前に007の映画が公開される。

先日さっそく最新作を見てきた。2年前の新ボンドの彼は、なかなか無機質ではまり役だったと思う。

そんな事も手伝って、私たちは相当気に入り、去年のクリスマスに出たそのDVDを買って何度も見ていた。

今回の映画の内容は触れない事にして、それにしても、当然の事ながらいつもボンドになる人は、スタイルがいいというか、上半身をみせるシーンがある。

あれを見ては、ウチのだんな(または彼氏)も、あんな風だったらいいのに。と思う人が多いのではないだろうか?

私もそのひとりである。しかし甘い物好きがために、ボンドやボンドガールの体にはほど遠い私たち。映画がくるたびに、よしっ今度こそダイエットだ!と、またホコリをかぶったヘルスメーターに乗り始めている。