国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

スーパーで食べる人

2008-12-04 12:56:46 | 仕事
フルタイムの仕事を探しつつ、このスーパーでフルタイムになれるのか、なりたいのか、を考えつつ、毎日を過ごしている。

今は私はパッキング係といって、レジスターを通した物を、袋に入れる係。言ってみれば単調であるが。

今時、こんな丁寧な店もあるのだなあ、でも人手を切ろうと思ったら、いつでも半分にできるだろう。と思っていたので、正直言って、いつかはこのパッキング係はいなくなると何年も前から思っていた。

しかし、このスーパーだけは,他の所と違って、その習慣を続けているのである。

だから、私にも仕事が回ってきたともいえる。

姪っ子が言うには、その方が混雑を避けられ、人の流れがいいから早い。との事で、なるほど!とうなってしまった。

それにしても、このスーパーのカスタマーサービスは、私が見た中でNZ一を誇ると思う。日本のカスタマーサービスにも劣らないくらいすごい。このご時世で、湯水の如く包装紙やスーパー袋を使うあたりも。

ところで、この国では、スーパーで買い物している間に、つまりお金を払う前に、物を開けて食べてしまう輩がいる。

グラム売りをしている商品を、はかる前に買い物中に食べてしまって、払うときに安くすませようとするずるい人が。

この国では、かなりのセレブでも、そういう人をみかける。

ところが、このスーパーでは、違った。

レジに持ってきた4人の子ども持ちの若いお母さん、悪い事とは知りながら、、と、開いたスナック菓子の袋と、ちぎったあとのあるバナナを差し出した。

このときレジを打っていたベテランの女性は言った。

『小さいお子さんのことだからわかりますが、これをしていると、店内のカメラに写り,次回からあなたがマークされる事になります。今後はやめてくださいね。』

そういわれて、若いお母さんは、ソーリー、気をつけます。といい,ひえーっと私の方にも顔を向け、しまったーという顔をしていた。

またそういう素直な人が多いのも、この地域の特徴だと思う。

しかし、私としては、このベテランのチェッカー(レジ打ちの人)にその場で拍手をしたいくらい感動した。

こんなNZのスーパー、初めてだ!!と。

これもすべてマネージメントが非常にしっかりしていて、きちんと機能している証拠だなあと。

日本にいる人には、こんな話、当たり前すぎるくらいくだらないだろうが、NZでは、こういう道徳観と言うのは非常にまれにしか見ないのだ。

ここは、社会のあるべきマナーが守られているすごいスーパーなのである。