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第33回 衛生通信

2017-03-23 11:24:35 | 衛生通信
今回は紫外線についてお知らせします。
まだまだ寒い日もありますが、少しずつ春の気配を感じる季節になりました。
前回の紫外線についての衛生通信では、紫外線の身体にあたえる「よいこと」と「悪いこと」について書きましたが、今回は、特に女性にとって嬉しくない「シミ」について少し詳しくお伝えします。
日焼けとは、日光に含まれる紫外線を浴びることにより、皮膚のメラニン色素が過剰に生成されて肌の色が変化した状態のことです。
メラニン色素は、紫外線から肌を守っていて、健康な肌であれば新陳代謝(古い細胞が新しい細胞に入れ替わること)によって最終的に垢(アカ)となって体外に排出されます。
しかし、加齢やストレスなどの影響によって肌が乾燥して新陳代謝がスムーズに行われなくなった肌は、メラニン色素が排出されずに溜まり、色素沈着がおこります。
これが「シミ」と呼ばれるものです。
肌の新陳代謝のリズムが乱れると、一度浴びた紫外線によってできたメラニン色素は排出のタイミングを失い、どんどん蓄積されていくと言われています。
欧米などに行くと、若い女性からお年寄りの女性まで真夏の太陽がふりそそぐなか、タンクトップ一枚で歩いているのを見かけることがあります。よく見ると、顔からデコルテ、腕までシミだらけなのですが、そんなことはお構いなしという感じです。日傘をさしている人など皆無なのですが、文化の違いでしょうか、とてもおおらかで開放的な雰囲気です。
しかし、やはり日本人にとってはありがたくない「シミ」・・・。
日焼け止めや日傘、ショールなどで上手に紫外線対策をしましょう。

◆SPFとPAについて
SPFとは(サン プロテクション ファクター)の略で、紫外線防御指数とも言います。
これは、紫外線を浴びた際に皮膚が赤くなるまでの時間を何倍に長くできるかを表したものです。
それに対しPAとはProtection grade of UV-Aの略語で、紫外線A波から防御して、肌が黒くなるのを防ぐという意味です。PA+、PA++、PA+++、PA++++の4段階です。
SPF値、PA値は使用する場面に合わせて使い分けるようにするとよいです。
★晴天の日に長時間、野外でスポーツやレジャーなどを楽しむ場合→PA++++/SPF50
★スポーツや通勤、散歩などで野外で1~2時間過ごす場合→PA+++/SPF20~30
★ゴミ捨てやちょっとした買い物、洗濯物を干す場合→PA++/SPF20
日焼け止めは厚く塗るより、薄く、ムラなく、こまめに塗り直すほうが効果があります。
日焼け止めをおとすときは、きちんとクレンジングを使いましょう。

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