第４５回 衛生通信

今回は自律神経失調症についてお知らせします。
「自律神経失調症」と聞いてどんな症状を思い浮かべるでしょうか。
自律神経失調症とは、特に原因が思い当たらないのに様々な症状が現れます。

自律神経失調症によって現れる症状
・慢性的な疲労　・めまい　・片頭痛　・不眠　・便秘　・下痢　・耳鳴りなど
また、精神的な症状として、
・イライラ　・不安感　・意欲消失　・憂鬱感　・感情の起伏が激しいなど

「自律神経」とは全身の臓器をコントロールしているので、バランスが乱れると様々な症状が現れます。バランスが乱れるにはいろいろな原因があります。

自律神経失調症の原因
◆夜更かし、夜間勤務、不規則な生活

◆過度なストレス

◆環境の変化

◆女性ホルモンの影響

原因を見ると、私たちが生活する上で避けられないものもあります。特にヘルパーのお仕事は夜間勤務があったり、利用者さんが変わったり、不規則で環境の変化が多いお仕事です。
体調が悪いのに、病院に行っても特に悪い所はないと言われたら、自律神経失調症を疑ってみてください。

自律神経失調症の治療法
・薬物療法　・カウンセリング　・指圧、マッサージ　・音楽療法　・自己管理によるライフスタイルの見直しなど

自律神経失調症は、自己管理によるライフスタイルを見直すことによって、症状の改善が期待できる場合があります。
しかし、様々な症状が重なった場合、お仕事や日常生活に支障をきたすこともあるので、つらい時は我慢せずに専門医で受診しましょう。