第４０回 衛生通信

今回は不眠症についてお知らせします。　　　　　　　　　
不眠症とは、夜寝つきが悪い、眠りの途中で何度も目が覚めてしまう、朝早く目が覚めてしまう、眠りが浅く、十分眠った感じがしないなどの症状が続き、昼間に眠気や注意力の欠如、疲れなどの体調不良が起こる状態を言います。

日本においては、約５人に１人がこのような不眠症で悩んでいるとされています。
不眠症は20～30歳代に始まり、加齢とともに増加して、中年、老年に急激に増加します。
夜勤のある医師、看護師、警備員、ヘルパーなどのお仕事は、夜勤によって生活リズムが崩れやすくなっているので、夜勤明けでふらふらなのに、横になって目を閉じてもなかなか眠れないという経験をされている方がいるかもしれません。
人間には１日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっていて、意識しなくても昼間は体と心が活動状態に、夜間は休息状態に切り替わります。
夜間の休息状態に無理やり起きて仕事をすることは、体内時計に逆らっているので、どうしても生活リズムが崩れてしまい、不眠症になってしまう確率が高くなってしまいます。

～夜勤・シフト勤務の生活リズムの改善方法～

１日が２４時間あるのに対して、人の体内時計は約２５時間でリズムを刻んでいます。
このズレを修正する重要な因子が「光」です。「光」は強力な覚醒作用があるのでうまく利用することによって、生活リズムを改善することができます。
従業員が夜勤勤務をしているある企業では、次のような工夫をしています。
・夜勤の時、通常より照明を明るくした
・帰宅する時はサングラスをかけ、帰宅後速やかに眠れるようにした

その他、夕方の運動はぐっすり眠るのに効果的で、湯舟につかった入浴は熟睡感が高まります。

夜勤勤務をしているヘルパーさんは、くれぐれも睡眠を重視して、自分のできる範囲で工夫して睡眠に繋がるようにしてみてください。

睡眠障害の場合は、専門の医師による適切な治療が必要です。
症状が改善しない場合は、専門の医師に相談して適切な治療、処置を行ってください。

お知らせ１７２（１０月）

数日前まで半袖で過ごせたのに、ここのところ雨続き肌寒い毎日。
天気予報では、今週もずっと雨マーク続き。体調にご留意ください。

ノーベル平和賞に「核兵器廃絶国際キャンペーンＩＣＡＮ」の受賞が大きく報じられた。
核兵器禁止条約は、国際連合で１２０か国以上の賛成多数により採択された。
唯一の戦争被爆国である・日本の「ヒバクシャ」の証言、思いが大きく反映されているにも関わらず、日本は署名を見送った。
核兵器廃絶を真剣に考える時がきているようです。
（平成29年 10月　関口 記）

🍀　衛生委員会について
２６年度５月より衛生委員会を設け、皆様の勤務時間の管理、過重労働防止、健康に関するメンタルヘルスケア、健康診断受診の促し等を推進して参りました。
そもそも衛生委員会設置の義務とは「事業者は常時５０人以上の労働者を使用する事業場ごとに、衛生に関することを調査審議し、事業者に意見を述べるため、衛生委員会を設置しなければなりません」とあります。
衛生委員会設置当初は従業員数が常時５０名を超えている状態でしたが、２９年度１０月現在は常時５０名の従業員の雇用はありません。今後どうするか検討中です。
衛生通信は２９年度いっぱいは引き続き、健康通信としてお届けしていきたいと存じます。
また健康診断につきましても、引き続き受診の促しを行って参ります。
エンジョイの産業医を担当いただきました、佐藤寿一クリニックでの健康診断は今後も同様に受診出来ますので、是非ご利用下さい。

✏📓　提出書類について
　毎月給与計算のスケジュールに伴い、有給届や研修レポート等の給与に関係する書類の提出期限を翌月５日までとさせていただいております。
５日までに提出が間に合わない場合は先にメール等でお知らせ下さい。
提出期限に再度ご確認くださいますようお願いいたします。

◆１０月のお給料日は２０日（金）です。
エンジョイ　電話番号　042-720-8524　 (平日10時～17時)
💻ホームページ　　http://enjoy.rgr.jp/　　　📨メールアドレス enjoy2003@s5.dion.ne.jp