英語講師の仕事の息抜き日記

教室や身の回りで起こる、ちょっとした出来事を書き綴ってみました。
あなたの仕事の息抜きにお寄り下さい。

日本人学習者の弱点:冠詞

2005-06-30 23:09:04 | 英語表現
毎日蒸し暑いですね。今大学は試験前の忙しい時期で、学生も教員も疲れています。そしてそんな時は楽しい計画を立てたくなるもの。今日はいろいろなところでパーティの計画を耳にしました。試験最終日には学生とのピザパーティと同僚との焼き鳥屋での飲み会が重なりそうです。さあ、わたしはどっちを楽しみにしているでしょうか?

ところでわたしは英文法の授業を週に一回教えています。これは選択の授業のため、やる気のある学生ばかりなのですが、冠詞の使い方はなかなか難しいようです。日本語には冠詞がないですからね。冠詞の問題を10問ご紹介しますので興味のある方はやってみて下さい。間違いが3問以内であれば、あなたはかなりデキル人でしょう。答えは一番下にあります。

Write the, a, or an in the space provided. If no article is needed, write X in the space.(空欄に the か a か an を入れて下さい。 何も入れる必要のない場合は X を入れてください)

1. My red pen is out of ( ) ink.
2. I have got ( ) idea!
3. I went to a party last weekend and had ( ) good time.
4. ( ) members of that baseball team were young and tough.
5. I saw a nice car yesterday. ( ) car was an old Honda.
6. I bought ( ) yellow hat yesterday.
7. The Japan Times is ( ) Japanese newspaper.
8. Some people say that ( ) money is the most important thing.
9. I want to live in a place where there are ( ) long hot summers.
10.This car is made by ( ) European company.



Answer: 1. x 2. an 3. a 4. The 5. The 6. a 7. a 8. x 9. x 10. a    どうでしたか?
間違え易いのは 6. と 10. です。 yellow も European も母音と間違えてan と入れてしまう人が多いようです。

ちなみに、わたしが楽しみにしているパーティはピザパーティの方です。

それではまた、
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やられたゼ! (がっつぃ~)
2005-07-01 16:21:05
ぎゃぁぁぁ。見事 10.でひっかかってしまいました。せっかく全問正解!と思ったのにな。やっぱり『見て』答えちゃだめですね。『読んで』答えないと。それに、黙読して気がつかないミスも、音読すると、「なんか変だなぁ。」って気づくことがあります。私の場合は、「なんか変だ。」だけで、どこが間違っているのかわからないことも多いのですが。(ウゥ・・勉強しなきゃ。)



管理人さんが楽しみにしているパーティは、焼き鳥だと思ったのですが、ピザでしたかぁ。それはきっと、何を食べるかではなく、自分の教え子と一緒だからでしょうね。
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あなたはデキル人! (管理人)
2005-07-01 23:04:14
がっつぃ~さんへ、



おしかったですね。教室でも10 の間違いが一番多かったです。
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こんばんは! (ユウ)
2005-07-02 01:02:52
☆englishteacherさま

初おじゃまいたします。

トラックバックをありがとうございました!

大学の先生なんですね~スゴイ!

冠詞を教えるのは大変そうですけど、がんばってください!



僕もこの記事をトラックバックさせていただきました m (_ _) m
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ユウさんへ、 (管理人)
2005-07-02 12:53:48
コメントとトラックバック、どうもありがとうございます!
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教え方を教えて下さい (yojya)
2005-07-03 00:14:43
冠詞をどのように教えていますか?私のレッスン対象はちびっこ(2歳~小3)なので、私の真似をしているだけでなんとなくできるようになっています。英文法の教え方を学んだことないので、ちびっこにも分かる教え方があれば是非教えて下さい。theは具体的な対象の時、aは非具体的な対象の時ということを簡単な言い方で幼稚園生に教えてもきょとんとされます...(当たり前ですね)
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冠詞の教え方 (管理人)
2005-07-03 08:50:51
yojyaさんへ、



すでにご存じかもしれませんが、英語の教え方は大きく二つの方法に分けることができます。Inductive method と deductive method つまり、帰納法と演繹法。Inductive method とは、たくさんのインプットを与えて学習者自身で法則を見つけさせる方法、一方、Deductive method は法則を先にはっきりと教えて、その後練習をさせるやりかたですね。Inductive method で教えた方が効果的と言われていますが(記憶に残り、応用も効きやすい)、個人差もあり、特に大人には向かないという意見もあります。



つまり、子供には英語習得に有利と考えられているInductive な教え方が有効なわけです。



やりかたの一例を示してみますね。



1. I saw a dog this morning. The dog was big and black

2. I saw a cat this morning. ( ) cat was small and

white.

3. I saw ( ) horse this morning. ( ) horse was brown

and beautiful.



上のように最初に例を与えて、a と the の使い方を説明せずに、別の文を与えながら、自然と使えるように導くわけです。上の1の文が多ければインプットが多くなり、さらに簡単に使い方の法則がわかりやすくなります。小さな子供さんであれば、黒板に書くよりも実際に物(動物は無理ですが)を使いながら例文を与え、口頭で文を言わせていくほうが、わかりやすく記憶に残りやすいかもしれませんね。





こちらが使い方を説明するとかえってわからなくさせてしますこともあります。子供にはたくさんの正しいインプットを与えることが重要かと思います。



yojyaさんは子供にまねをさせているということですが、それはインプットを与えているわけですから、正しいやりかただと思います。そのほかのインプットを与える方法として歌やChantsなども特に子供には良いのではないでしょうか?





お役にたてたかわかりませんが、わたしがお伝えできるのはこんなところです。



がんばってください。



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管理人さんへ (yojya)
2005-07-05 08:08:16
お返事ありがとうございました。やっぱりちびっこには音で覚えてもらうしかないですよね...

子供の大好きなゲームなどを取り入れた今のスタイルのレッスンで進めるのがベストかな、と再確認しました。ありがとうございます!



でも教育熱心なお母様は机に向かう我が子の「秀才ぶり」を見たいようです...単に子供の英語力を伸ばすのみではなく、お母様方の満足度も上げていかなくてはいけないので、ある程度ご両親のご要望にこたえながら子供たちには楽しんでもらえる&成果が出るレッスンを提供できるように頑張らなくては!
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yojyaさんへ、 (管理人)
2005-07-05 21:14:02
がんばってください!

またいろいろなご意見を楽しみにしています。
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