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(英語で)もう寝る頃だよ、早く寝なさい

2010-10-08 15:46:15 | 英語の九九英会話発想トレーニング

今日の学習

今回も,小から大への英会話学習法について述べます。

教育文法やそれを訳直した市販の英会話本にはいわゆる「It is ~for ~ to不定詞」の文は以下のように説明されています。
 
「It is +形容詞+to+動詞の原形は。Itは仮主語なのでそれを訳さないでto以下の真主語を訳します」

さらにこれらの説明に続いて例文があげられるのが普通です。

  It is hard for me to walk home.
  私にとって家に歩いて帰るのはむずかしいです
  私は歩いて家には帰れません

何度も同じことを言って、少し気が引けますがこれでリスニングや直読直解、あるいはとっさの英作である英会話ができますか。
確かに日本語の発想は「むずかしい」とか「家に帰れない」という表現が最後に来ます。だから最後まで聞かないと、あるいは読まないと理解できないことばです。

でも英語は文の最初の方にこれらの表現が来ます。

私はこのような日本の英語教育を「構文主義」と批判しています。
つまり英文を最後まで聞いたり、読んだりしてから、「後戻り」とて意味をとるというのはとてもおかしなことです。

さらに日本語では同じ意味になりますが、普通はこの違いも教えられることはありません。

  I can't walk home.
  〔気持ちの上で〕私は歩いて家に帰ることができません
  It is hard (for me) to walk home.
  〔客観的に〕私は私は歩いて家に帰ることができません

前者はいわば主観的な「気持ち」「気合い」の問題、後者は客観的な事情を表します。

以下は「コミニカ中学英語基礎編」での説明です。

英語にはItを用いて「そりゃ~だよ」とまず判断をくだし、その判断の根拠となった行為や状態をto+原形動詞フレーズを用いて後に続けるといった発想の文があります。
このitを意味のないものだとか、 仮主語だと説明する人もいますが、このitにも意味があります。意味がなければ使わないのは当然ではないですか。

さて、もうひとつとても大切なことがあります。
日本の英語教育の構文主義というのは、基本文を丸暗記させ場面や状況に応じて単語を入れかえなさい、と教えます。
しかし、これは「ことばを身につける」ということにはなりません。
ことばというものは、ワンフレーズ的な表現から大きな文を生産していくプロセスが大切のです。
この英文を生産する場合の小から大への発想へと拡大していくトレーニングが欠かせません。

「It is ~for ~ to不定詞」の表現の基礎は、「そりゃ簡単だよ」「そりゃ重要だよ」といったワンフレーズ的な表現です。
この中学1年配当で学んだものが基礎となっているのです。

  It's hard.
  そりゃむずかしいよ
  It's important.
  そりゃ大切だよ

さらに以上の表現は、否定形や疑問形への展開もすでに中1配当で行っているはずなのです。

  It is hard, It is not hard, Is it hard
  むずかしい むずかしくない むずかしいの?

あるいは過去形などでの展開もそうです。

  It was hard, It was not hard, Was it hard
  むずかしかった むずかしくなかった むずかしかったの?

また未来形や情緒表現も言うまでもありません。これは中2配当です。

  It willbe hard, It won't be hard, Will it be hard
  むずかくなるだろう むずかしくならない むずかしくなるの?
  It may be hard, It may not be hard
  むずかしくなるかも むずかしくならないかも

上のワンフレーズ的な表現に、for ~をつけると「~にとって」といった表現に課題します。

  It is hard for me, It is not hard for me, Is it hard for me
  私にはむずかしい  私にはむずかしくない 私にはむずかしいの?

  for you  for us  for him  for her  for them

過去形や未来形での展開は同じですから省略します。

そこで最終的にそんな「むずかしい」とか「簡単だ」といった評価の根拠となった行為や状態をto+原形動詞フレーズを用いることとなるのです。

「コミニカ中学英語基礎編」英作法では、①には以上にあげたファンクションフレーズが続き、一方②のフレーズはbe動詞や一般動詞の原形動詞フレーズが続くだけのしくみです。

さらに言うと、②のフレーズは命令形で使ってものばかりです。

  Don't be here.
  ここにいたらダメだよ
  Let's make cakes.
  ケーキを作りましょう

結論を言いましょう。
「It is ~for ~ to不定詞」の文はだいたい中3配当に登場します。
でも中3と言えばすてべ過去形、未来形などを学習したことになっています。
でもそのきちんとしたその学習のトレーニングをこなしていなければ、以下のような高校で登場したり、英会話での表現は決してできません。

  It will be necessary to ~
  ~するのが必要となるでしょう
  It was necessary to ~
  ~するのが必要でした
  It is important to ~
  ~するのが重要です
  It is possible to ~
  ~するのは可能です
  It is impossible to ~
  ~するのが不可能です
  It'll be just nice to ~
  ~してくれると本当にありがたく思うでしょう

  It is time to ~
  ~する頃、時期です
  It is high time to ~
  ~する頃、時期がせまっています

  It is high time to go to bed.
  もう寝る頃だよ、早く寝なさい
  It is high time to go to school.
  もう学校に行く頃だよ、早く学校に行きなさい

そんな発想を子供たちに身につけささせたい。これが私が教材を製作した理由です。

いったんその「英語の枠組み」を身につけたら、どんなフレーズもその枠組みで展開できることになります。これが英語脳の構築です。
これが社会人になれば、動詞フレーズが社会人に必要なフレーズを覚えなければなりませんが、その土台は中学英語で作られるということです。

【英会話発想トレーニング】

[1]. ケーキを作るのは私には簡単です
   私は簡単にケーキが作れます
    → It is easy for me to make cakes.

[2]. ケーキを作るのは私には簡単ではない
   私は簡単にケーキが作れません
    → It isn't easy for me to make cakes.

[3]. ケーキを作るのは私には簡単ですか?
   私は簡単にケーキが作れますか?
    → Is it easy for me to make cakes?

[4]. ケーキを作るのは私には簡単ではないですか?
   私は簡単にケーキが作れませんか?
   → Isn't it easy for me to make cakes?

学習時間に応じて語彙が定着・蓄積させるには、動詞をフレーズ(意味ある単位)としてとらえ、覚えてしまう必要があります。

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      英語の九九 英会話発想トレーニング

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ファンクションメソッドは、ファンクションフレーズと動詞フレーズの組み合わせで文を生産します
脳にある「記憶の束」に対して、ある刺激に対してシナプスという神経がその取り持ちをする。

上記の教材を購入された方のために以下のブログにおいて無料のオンライン通信講座を併設しています。英語脳構築プログラムもとりあげています。

  ブログ「英語の九九 英会話発想トレーニング」
 

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